カルテ69
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携帯電話を握り
(何だか、すごくいい感じじゃないか?)
そう思うと、トランクスは嬉しくて密かに唇を噛み締めた。
何もかもが上手く進み始める気がして、調子に乗りそうになる。
携帯電話を耳に当てたままニマニマしていると
『あの、私、今月再来週なら土曜日が休みなんですけど・・・トランクスさんはどうですか?』
というメディカの声で我に返った。
「え?あ、再来週ですね!はい、俺はその日で大丈夫ですよ!!」
『よかった・・・。それじゃあ、楽しみにしてます。』
「ええ!時間とかはまた連絡します。」
『はい、分かりました。・・・それじゃあ、また。』
「ええ・・・。それじゃあ、また・・・。」
正直名残惜しかった。
遠ざかっていく彼女の気配を引き留めたかったが、これ以上欲を出したら罰が当たる気がしてそれは出来なかった。
ツー、ツー―。と切れた電話の向こうの彼女は何を思っているのだろう?
トランクスは都に灯り始めた街の灯を、本社最上階から眺めるのだった。
電話を切ったメディカは、にやける顔を隠す様に少し俯いたまま、携帯電話を握り締めていた。
トランクスが約束を覚えていて、こうして未来に繋がったことが信じられない。
しかも具体的な日にちまでとんとんと決まり、何かを期待している自分に
(何考えてるの?!そうよ、そんなわけないじゃない・・・!!)
と、必死に否定してみても、やはり何かを期待している自分は消えず、メディカは遠く都の中心にそびえるビル群の中でも一際高いカプセルコーポレーション本社を目を細め見つめるのだった。
(何だか、すごくいい感じじゃないか?)
そう思うと、トランクスは嬉しくて密かに唇を噛み締めた。
何もかもが上手く進み始める気がして、調子に乗りそうになる。
携帯電話を耳に当てたままニマニマしていると
『あの、私、今月再来週なら土曜日が休みなんですけど・・・トランクスさんはどうですか?』
というメディカの声で我に返った。
「え?あ、再来週ですね!はい、俺はその日で大丈夫ですよ!!」
『よかった・・・。それじゃあ、楽しみにしてます。』
「ええ!時間とかはまた連絡します。」
『はい、分かりました。・・・それじゃあ、また。』
「ええ・・・。それじゃあ、また・・・。」
正直名残惜しかった。
遠ざかっていく彼女の気配を引き留めたかったが、これ以上欲を出したら罰が当たる気がしてそれは出来なかった。
ツー、ツー―。と切れた電話の向こうの彼女は何を思っているのだろう?
トランクスは都に灯り始めた街の灯を、本社最上階から眺めるのだった。
電話を切ったメディカは、にやける顔を隠す様に少し俯いたまま、携帯電話を握り締めていた。
トランクスが約束を覚えていて、こうして未来に繋がったことが信じられない。
しかも具体的な日にちまでとんとんと決まり、何かを期待している自分に
(何考えてるの?!そうよ、そんなわけないじゃない・・・!!)
と、必死に否定してみても、やはり何かを期待している自分は消えず、メディカは遠く都の中心にそびえるビル群の中でも一際高いカプセルコーポレーション本社を目を細め見つめるのだった。