カルテ69
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『は、はい・・・。』
と、珍しく動揺する様な彼女の声に一瞬怯んだが、もう引き返せず
「行きたいところ、決まりましたか?」
そう続けると、電話の向こうからの反応はピタリと息を潜めてしまった。
きっと一瞬だったが、やたらと長い間の様に思えた。
その間に不安を掻き立てられ、堪らず何か言おうとした時
『海・・・。海に行きたいです。』
穏やかなメディカの声が返って来た。
「海・・・ですか?」
『はい。海に行きたいです。』
くすぐったい彼女の声に、口元を緩ませると
「分かりました。行きましょう、海!」
はっきりと答えていた。
『・・・ありがとうございます。あの時の約束覚えてくれてたんですね・・・すごく嬉しいです。』
と、彼女から出た言葉にトランクスは「えっ?」と思わず聞き返していた。
自分はその約束だけを楽しみに毎日を生きてきたのだ。
そう思っていると
『トランクスさんお忙しいから、私との約束なんて忘れちゃってるかなって思ってたから・・・。』
メディカの言った言葉にトランクスは瞬間的に
「忘れるわけないじゃないですか!!」
と、叫んでいた。
急な大声に驚いたのだろう、しーんとなった電話の向こうに
「あ・・・!す、すみません・・・!!」
慌てて謝ると
『あ、いえ・・・!私の方こそすみません。トランクスさんのこと信用してないみたいに言ってしまって・・・。』
お互いに謝り合い、少し訪れた沈黙の後漏れた笑い声にお互いクスクスと笑い合った。
電話越しに漏れるお互いの笑う声に、空気が和んでいく感じがした。
と、珍しく動揺する様な彼女の声に一瞬怯んだが、もう引き返せず
「行きたいところ、決まりましたか?」
そう続けると、電話の向こうからの反応はピタリと息を潜めてしまった。
きっと一瞬だったが、やたらと長い間の様に思えた。
その間に不安を掻き立てられ、堪らず何か言おうとした時
『海・・・。海に行きたいです。』
穏やかなメディカの声が返って来た。
「海・・・ですか?」
『はい。海に行きたいです。』
くすぐったい彼女の声に、口元を緩ませると
「分かりました。行きましょう、海!」
はっきりと答えていた。
『・・・ありがとうございます。あの時の約束覚えてくれてたんですね・・・すごく嬉しいです。』
と、彼女から出た言葉にトランクスは「えっ?」と思わず聞き返していた。
自分はその約束だけを楽しみに毎日を生きてきたのだ。
そう思っていると
『トランクスさんお忙しいから、私との約束なんて忘れちゃってるかなって思ってたから・・・。』
メディカの言った言葉にトランクスは瞬間的に
「忘れるわけないじゃないですか!!」
と、叫んでいた。
急な大声に驚いたのだろう、しーんとなった電話の向こうに
「あ・・・!す、すみません・・・!!」
慌てて謝ると
『あ、いえ・・・!私の方こそすみません。トランクスさんのこと信用してないみたいに言ってしまって・・・。』
お互いに謝り合い、少し訪れた沈黙の後漏れた笑い声にお互いクスクスと笑い合った。
電話越しに漏れるお互いの笑う声に、空気が和んでいく感じがした。