カルテ69
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トランクスは舞空術を使い、秋の乾いた風を纏いながら、西の都郊外にあるカプセルコーポレーションの工場へと向かっていた。
休日で渋滞が続く西の都の道を見下ろし、逸る気持ちを何とか抑え、スピードは控えめに高い高度で飛行していると、ただただ続く何もない平野に、ぽっかりと高い壁に囲まれた白い建造物が見えてきた。
周りの景色から浮いたその様はまるで映画のセットの様で、こうして空から見るとかなりの違和感を放っている。
そんな工場を目指すトランクスの胸の内からは、興奮が湧き上がってきて仕方なかった。
初めて設計から仕上げまでの全工程を自分一人でこなし、手塩にかけて造り上げて来たものが出来上がるのだ。
そして、それと同時にようやくメディカをデートに誘う口実が得られる!
そう思うと、胸が熱くなって仕方なかった。
ただ、あの約束をしてから2ヵ月近く経っていた。
嬉しそうにデートの約束を結んでくれた彼女は、この約束をまだ覚えてくれているだろうか・・・。
もし覚えてなかったとしたら、相当なダメージを受けるだろうなと思うと同時に、さっき母に捉まったことを思い出し更に気が重くなった。
多分・・・いや、きっとメディカとのデートの約束のことなど母が知る筈はないが、ブラは薄々感づいている様なので、きっと近いうちに母から何か言われるだろう気がする・・・。
メディカがウチを出て行ってから、何も触れて来なかった分、余計に色々と突っ込まれそうだ。
そんなことを思い「ハァ・・・」と小さく息を吐きながら、トランクスは眼下に見えてきた工場へと高度を下げて行くのだった。
休日で渋滞が続く西の都の道を見下ろし、逸る気持ちを何とか抑え、スピードは控えめに高い高度で飛行していると、ただただ続く何もない平野に、ぽっかりと高い壁に囲まれた白い建造物が見えてきた。
周りの景色から浮いたその様はまるで映画のセットの様で、こうして空から見るとかなりの違和感を放っている。
そんな工場を目指すトランクスの胸の内からは、興奮が湧き上がってきて仕方なかった。
初めて設計から仕上げまでの全工程を自分一人でこなし、手塩にかけて造り上げて来たものが出来上がるのだ。
そして、それと同時にようやくメディカをデートに誘う口実が得られる!
そう思うと、胸が熱くなって仕方なかった。
ただ、あの約束をしてから2ヵ月近く経っていた。
嬉しそうにデートの約束を結んでくれた彼女は、この約束をまだ覚えてくれているだろうか・・・。
もし覚えてなかったとしたら、相当なダメージを受けるだろうなと思うと同時に、さっき母に捉まったことを思い出し更に気が重くなった。
多分・・・いや、きっとメディカとのデートの約束のことなど母が知る筈はないが、ブラは薄々感づいている様なので、きっと近いうちに母から何か言われるだろう気がする・・・。
メディカがウチを出て行ってから、何も触れて来なかった分、余計に色々と突っ込まれそうだ。
そんなことを思い「ハァ・・・」と小さく息を吐きながら、トランクスは眼下に見えてきた工場へと高度を下げて行くのだった。