「確かに『孫娘をもらってくれませんか？』って言われたわよ！でもそんな話し冗談だと思うじゃない！！」

と、続けた。

が、

（まぁ！お孫さんをですか？！それはいいお話しですわー。）

と、適当に話しを合わせていたことを思い出し、冷や汗が出そうになった。

それを誤魔化す様に

「全く・・・あんな話しを本気で考えてたなんて・・・！あの爺さん、信じられないわ！！しかも、言い触らすなんて！！」

ブルマが顔を顰めると

「何だ、ブルマ。オメェ、また何かやらかしたんか？」

両手におにぎりを持ち笑いかけてきた悟空に

「ちょっと、孫君！あんたにだけは、言われたくないわよ！！」

キッと睨む顔はすぐにビールを呷ると

「まったく・・・！あの爺さんには私からきっちり話しておくわ！」

そう言うと、ぶつぶつと文句を言いながら、ブルマはまたビールを喉に流し込むのだった。

「ははは・・・。やっぱり大企業の社長になると大変だな。」

同情の顔を向けるクリリンに

「えぇ・・・まぁ。」

と、引き攣った笑顔を浮かべながらも、あの根も葉もない噂話しの真相が分かり、トランクスは大きく安堵するのだった。



「ねぇ、メディカ先生がトランクスの彼女になったってホントなの？」

訝しげに聞いてきたパンに

「ええ、ホントよ。」

嬉しそうに答える顔は、パクッと卵焼きに齧りついた。

「やっぱりホントなのねー。」

キラキラした顔をするマーロンに

「ふふっ！これで夢にまた一歩近づいたわ！」

ブラがニヤリとすると

「夢？」

と、パンは首を傾げた。