面白くない。といった顔に

「何だよ。嫉妬か？」

ははは。とクリリンが笑うと

「違いますよ！俺は、トランクスみたいに１人に絞れないだけですから！」

平然を装って言うその姿に、クリリンが笑いを噛み殺していると

「おい、悟天。料理持って来てやったぞ。」

手に料理が積まれた皿を持って、トランクスがやって来た。

「おっ、トランクス。今日はメディカちゃん来れなくて残念だったなぁ。」

クリリンがニヤニヤした顔を向けると、僅かに頬を染めた顔は

「えっ！？あ、そうですね・・・。」

と、照れながら口を開いた。

「幸せそうでムカツクねぇ。」

幸せオーラが全身から漂うトランクスに１８号が目を細めると

「おいおい、１８号。トランクスは付き合い始めたばっかりなんだから、いいじゃないか。あんまり絡むなよ。」

クリリンがやんわり言い含めていると

「いやいや。分かるぜ、１８号。こんな幸せオーラ全開の奴は見てて腹が立つもんな。」

うんうんと、頷きながらヤムチャが現れた。

そんなヤムチャに

「あんたと一緒にしてもらいたくないねぇ。私はクリリンとマーロンがいて幸せだからね。あんたとは違うんだよ。」

ジロリ睨むと、ヤムチャはビクリとしてから、ははは。と乾いた笑いを浮かべるのだった。

その様子にトランクスも乾いた笑みを浮かべていると

「でも、本当にメディカちゃんと上手くいって良かったわね。」

ニコニコとしたビーデルに微笑みかけられ「え、ええ。」と答える姿に

「ホント、一時はどうなるかと思ったけどねー。」

と言う悟天に、周りは不思議そうな顔をした。