カルテ97
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柔らかい日差しに照らされたレンガの道を、カサカサという音を立てて落ち葉が風に運ばれて行く。
その音以外に、園内で聞こえるのは自身が抱えているマルシェ袋の〝ガサリ〝という音ぐらいで、メディカはその袋を時々抱え直しながら、公園の入り口へと歩いていた。
「こっちはまだ寒いなぁ・・・。」
そう呟いて、日差しの割にはまだ冷たい空気の中を、俯きかげんに肩をすぼめ歩いていると、目の前に突然人の気配がして、驚いて足を止めた。
ぶつかりそうなその距離に
「す、すみません!」
と慌てて顔を上げると、そこにはスーツ姿のトランクスが立っていた。
若干息が上がり、ネクタイを緩めたその姿に驚き
「ト、トランクスさん・・・!?」
と声を上げると
「見つけたっ・・・!」
そう言ったトランクスに、メディカはきつく抱きしめられた。
〝ガサガサッ〝と間に挟まれたマルシェ袋が音を立てるのを、力の籠った腕の中で聞いていると
「逢いたかった・・・!」
噛み締める様に、すぐ耳元でした声にドキリとした。
その言葉に胸がキュッと締め付けられ、心拍数が上がるのを「ダメッ!」と言う脳から出された咄嗟の指示に従い、トランクスから離れようと身をよじると
「離しません・・・!」
そう言った強い口調は、抱きしめる腕に更に力を込めてきた。
トランクスの腕の中に閉じ込められ、身動きが出来なくなったメディカは、困惑しながらも早く打ち続けるトランクスの鼓動を左耳で聞いた。
〝ドクンドクン〝とすぐ耳元で聞こえる音と、頬に感じる彼の体温、そして彼の香り。
その音以外に、園内で聞こえるのは自身が抱えているマルシェ袋の〝ガサリ〝という音ぐらいで、メディカはその袋を時々抱え直しながら、公園の入り口へと歩いていた。
「こっちはまだ寒いなぁ・・・。」
そう呟いて、日差しの割にはまだ冷たい空気の中を、俯きかげんに肩をすぼめ歩いていると、目の前に突然人の気配がして、驚いて足を止めた。
ぶつかりそうなその距離に
「す、すみません!」
と慌てて顔を上げると、そこにはスーツ姿のトランクスが立っていた。
若干息が上がり、ネクタイを緩めたその姿に驚き
「ト、トランクスさん・・・!?」
と声を上げると
「見つけたっ・・・!」
そう言ったトランクスに、メディカはきつく抱きしめられた。
〝ガサガサッ〝と間に挟まれたマルシェ袋が音を立てるのを、力の籠った腕の中で聞いていると
「逢いたかった・・・!」
噛み締める様に、すぐ耳元でした声にドキリとした。
その言葉に胸がキュッと締め付けられ、心拍数が上がるのを「ダメッ!」と言う脳から出された咄嗟の指示に従い、トランクスから離れようと身をよじると
「離しません・・・!」
そう言った強い口調は、抱きしめる腕に更に力を込めてきた。
トランクスの腕の中に閉じ込められ、身動きが出来なくなったメディカは、困惑しながらも早く打ち続けるトランクスの鼓動を左耳で聞いた。
〝ドクンドクン〝とすぐ耳元で聞こえる音と、頬に感じる彼の体温、そして彼の香り。