「で、それから会ってないの？」

「ああ・・・。」

「ふーん・・・。でも仕事なら仕方ないだろ？兄ちゃんから聞いたけど、外科って特に大変らしいよ。」

「ああ、知ってる・・・。」

「トランクスだってそうだっただろ？仕事、仕事で、全然女の子の相手してなかったじゃん。」

「・・・そうだな・・・。」

「自分も同じ目に遭っていい気味だよ！」

「あぁ・・・そうだな・・・。」

「・・・あーあ・・・これは重症だね。」

そんなやり取りをしながら、悟天は落ち込んでいる親友を、休日で賑わうレストランの一角で励ましていた。

やっとトランクスからメディカに想いを告げて、メディカもそれを受け入れてくれたと聞いた時

（やっとかー。）

と悟天が安堵したのも束の間、彼女からトランクスに「しばらく会えない」という内容のメールが届くと、それ以来メールの返信もほとんどなく、電話を掛けても出てくれず、掛かってくることもなくなったらしい。

やっと上手くいくと思ったトランクスにとって、このまさかの展開は想像していたものとだいぶ違っていたようで、連絡すら取れない状況に日々不安を募らせていた。

「もしかして・・・俺、勘違いしてるのか・・・？」

ぼそり呟く親友に

「勘違いじゃないって。だって、メディカちゃんもトランクスのこと好きだもん。」

やっと運ばれてきた料理に表情を明るくし「いただきまーす！」と言う悟天を、トランクスは怪訝な顔で見つめた。

ナイフとフォークを手に、ステーキ肉を美味しそうに頬張り始めた悟天に

「・・・どういうことだよ？」