メディカの驚いた顔を思い出し

（軽蔑されただろうな・・・。）

そんな暗い気持ちのまま眠りについたが、翌日目を覚ますと彼女からメールが届いており、恐る恐るそれを開くと、そこには「嬉しかった。」という内容のことが書かれていた。

その文面を見た途端、心を覆っていたものが一気に払拭されたのは言うまでも無く、徐々にやってきた幸せの波に揺られながら、トランクスは素早く指先を動かしたのだった。

嫌われたとばかり思っていたが、どうやらこの想いは受け入れられたらしい・・・。

そう思うと、胸は弾んで顔はにやけて仕方なく、トランクスは両手を握り締めると、嬉しさのあまりプルプルと身体を震わせた。

これで、やっとメディカと恋人同士になれた・・・！

これからはデートをしたり、躊躇うことなく彼女に触れることが出来る・・・！

そう思うと、昨夜の濃厚なキスを思い出し、トランクスは頬を染め唇をキュッと結んだ。

思い出しただけでゾクゾクする、あの柔らかい感触を、まだこの唇ははっきり覚えている。

一晩明けてもまだ残っているキスの余韻に浸りつつ、同時に揉み上げたメディカの胸の柔らかさも思い出すと顔を赤くした。

メディカのあの大きな反応がなければ、自分はどうしていたのだろうか・・・。

彼女を押し倒し、全てを求めていたのだろうか・・・。

それを想像すると、身体はブルッと震え全身が熱くなった。

「あ、朝から何考えてんだ俺っ・・・！」

トランクスはそんな邪なことを考えている自分にツッコミつつ、赤い顔のままベッドから起き出した。