カルテ93
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ぼんやりと夜空を見上げると、夏にパオズ山でトランクスと流れ星を見たことを思い出した。
流れて行く星に
(トランクスさんと、もっと仲良くなれますように・・・。)
そう願った。
そして、その願いは叶えられた様に思えた。
でも、どうやら流れ星は言葉通りにしか願いを叶えてくれないらしい・・・。
メディカは夜空から目を逸らすと、俯きがちに歩き出した。
「・・・好きです、メディカさん。俺は貴女が好きです・・・!」
誠実な青い瞳を思い出すと同時に、抱きしめられていた時、キスをした時にトランクスからアルコールの匂いがしたことを思い出した。
「・・・やっぱり、酔ってたのかな・・・。」
そう呟いて、無理矢理に微笑んだ。
有頂天になって、ただ「好きです。」という言葉を真に受けて喜んでいたが「付き合って欲しい」や「彼女になって欲しい」と言われたわけではない・・・。
あのキスだって、きまぐれだったのかもしれない・・・。
膨らんで行く不安に、メディカはどんどん自信が持てなくなり、いい気になってトランクスへ送るメールの回数が増えていったことを恥ずかしく思い始めた。
「やだな・・・。勘違いしちゃった・・・。」
苦笑いしながらも、彼から送られてくるメールの文面に「会いたい」という言葉があると、メディカはトランクスと想いが通じていると少しでも信じたいと思うのだった。
彼は本当はどういう気持ちでいるのだろう―。
逢って、確かめたい―。
メディカはそう思いながら、また、青白い三日月を見つめた。
流れて行く星に
(トランクスさんと、もっと仲良くなれますように・・・。)
そう願った。
そして、その願いは叶えられた様に思えた。
でも、どうやら流れ星は言葉通りにしか願いを叶えてくれないらしい・・・。
メディカは夜空から目を逸らすと、俯きがちに歩き出した。
「・・・好きです、メディカさん。俺は貴女が好きです・・・!」
誠実な青い瞳を思い出すと同時に、抱きしめられていた時、キスをした時にトランクスからアルコールの匂いがしたことを思い出した。
「・・・やっぱり、酔ってたのかな・・・。」
そう呟いて、無理矢理に微笑んだ。
有頂天になって、ただ「好きです。」という言葉を真に受けて喜んでいたが「付き合って欲しい」や「彼女になって欲しい」と言われたわけではない・・・。
あのキスだって、きまぐれだったのかもしれない・・・。
膨らんで行く不安に、メディカはどんどん自信が持てなくなり、いい気になってトランクスへ送るメールの回数が増えていったことを恥ずかしく思い始めた。
「やだな・・・。勘違いしちゃった・・・。」
苦笑いしながらも、彼から送られてくるメールの文面に「会いたい」という言葉があると、メディカはトランクスと想いが通じていると少しでも信じたいと思うのだった。
彼は本当はどういう気持ちでいるのだろう―。
逢って、確かめたい―。
メディカはそう思いながら、また、青白い三日月を見つめた。