カルテ92
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パーティーが終わってもなお居残るゲストに心の中で悪態を吐きながら相手をしつつ、トランクスはメディカの姿を探していた。
(クソッ!メディカさん、もう帰ったのか・・・!?)
結局、遠くからその姿を見ることしか出来なかった悔しさと不甲斐無さに腹が立ち、トランクスはとうとう話しかけてきたゲストをあしらうと、急いで母ブルマの元へと向かった。
「母さん!」
「ああ、トランクス。お疲れ様!」
「メディカさんは?!」
「え?メディカちゃんなら、もう帰ったわよ。」
さらりと言う母の言葉を聞くなり、トランクスは唇を噛んで外を睨むと、そのままテラスへと走り、冬の夜空へと飛び出して行ったのだった。
「ちょ、ちょっと・・・?!」
声を掛け呼び止めるも、飛び去って行った息子の姿に
「・・・あの子ったら・・・!」
とブルマは呆れた様に小さく息を吐くと
「今日こそ頑張りなさいよ。トランクス!」
そう言って、我が子が消えて行ったテラスの向こうの夜空を見つめるのだった。
そして、トランクスが自分に焦がれていることなど露とも知らないメディカは、仕事を終えてからのパーティーで疲れてはいたが、ゲスト専用に用意されているタクシーの列に並ぶ気にはなれず、徒歩で帰路に着いていた。
夜が更け、更に冷えてきた空気をベージュのトレンチコートの襟を合わせることで防ぎ歩いていると
「こんな時間に女性の1人歩きは危ないなぁ。」
と言う声が聞こえ振り向くと、あの栗色の髪の彼がタクシーの窓から顔を出していた。
(クソッ!メディカさん、もう帰ったのか・・・!?)
結局、遠くからその姿を見ることしか出来なかった悔しさと不甲斐無さに腹が立ち、トランクスはとうとう話しかけてきたゲストをあしらうと、急いで母ブルマの元へと向かった。
「母さん!」
「ああ、トランクス。お疲れ様!」
「メディカさんは?!」
「え?メディカちゃんなら、もう帰ったわよ。」
さらりと言う母の言葉を聞くなり、トランクスは唇を噛んで外を睨むと、そのままテラスへと走り、冬の夜空へと飛び出して行ったのだった。
「ちょ、ちょっと・・・?!」
声を掛け呼び止めるも、飛び去って行った息子の姿に
「・・・あの子ったら・・・!」
とブルマは呆れた様に小さく息を吐くと
「今日こそ頑張りなさいよ。トランクス!」
そう言って、我が子が消えて行ったテラスの向こうの夜空を見つめるのだった。
そして、トランクスが自分に焦がれていることなど露とも知らないメディカは、仕事を終えてからのパーティーで疲れてはいたが、ゲスト専用に用意されているタクシーの列に並ぶ気にはなれず、徒歩で帰路に着いていた。
夜が更け、更に冷えてきた空気をベージュのトレンチコートの襟を合わせることで防ぎ歩いていると
「こんな時間に女性の1人歩きは危ないなぁ。」
と言う声が聞こえ振り向くと、あの栗色の髪の彼がタクシーの窓から顔を出していた。