カルテ91
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タブレ社の会長に捉まり、孫娘だと紹介された女性も交えて話しをしていると、ビンゴ大会が始まってしまい、賞品の受け渡しという仕事のため、仕方なく壇上へと戻った。
(もう少しでメディカさんの元に辿り着けると思ったのに・・・!)
そんな苦い思いを噛み締めながら壇上へと上がると、会場の奥にあるテラスの様子を窺うことが出来、メディカと栗色の髪の男の様子が、はっきりと見えた。
2人がビンゴカードを手に、笑い合っている姿を見つめ、心が引き攣る。
せっかく同じ空間にいるというのに、彼女と挨拶を交わすことも、顔を合わせることさえも出来ないことにイラ立ちだけが募っていく。
どうしたら誰にも邪魔されずに、メディカと2人きりになることが出来るだろう・・・。
ビンゴ大会の間中、トランクスはその事に必死に頭を巡らせるのだった。
ビンゴ大会が終了すると、中には退席するゲストの姿もちらほら見え始め、会場は終焉の雰囲気を醸し出し始めた。
「ねぇ。これからラウンジに行こうと思うんだけど、君もどう?」
爽やかに誘うその言葉に一瞬迷ったが、招待されている手前それは出来ないと思い断ると
「そっか・・・。じゃあ気が向いたら、最上階のラウンジにいるから来てよ!」
そう言って、男は手を振りテラスから去って行ったのだった。
その後ろ姿を微笑んで見送りながら、彼のおかげで孤独と戦うことなく、時間も持て余さずにこのパーティーを過ごせたのだと思うと、共に居てくれた名前も知らない彼に、メディカは心から感謝するのだった。
(もう少しでメディカさんの元に辿り着けると思ったのに・・・!)
そんな苦い思いを噛み締めながら壇上へと上がると、会場の奥にあるテラスの様子を窺うことが出来、メディカと栗色の髪の男の様子が、はっきりと見えた。
2人がビンゴカードを手に、笑い合っている姿を見つめ、心が引き攣る。
せっかく同じ空間にいるというのに、彼女と挨拶を交わすことも、顔を合わせることさえも出来ないことにイラ立ちだけが募っていく。
どうしたら誰にも邪魔されずに、メディカと2人きりになることが出来るだろう・・・。
ビンゴ大会の間中、トランクスはその事に必死に頭を巡らせるのだった。
ビンゴ大会が終了すると、中には退席するゲストの姿もちらほら見え始め、会場は終焉の雰囲気を醸し出し始めた。
「ねぇ。これからラウンジに行こうと思うんだけど、君もどう?」
爽やかに誘うその言葉に一瞬迷ったが、招待されている手前それは出来ないと思い断ると
「そっか・・・。じゃあ気が向いたら、最上階のラウンジにいるから来てよ!」
そう言って、男は手を振りテラスから去って行ったのだった。
その後ろ姿を微笑んで見送りながら、彼のおかげで孤独と戦うことなく、時間も持て余さずにこのパーティーを過ごせたのだと思うと、共に居てくれた名前も知らない彼に、メディカは心から感謝するのだった。