カルテ68
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翌日の午前中は社内会議、関連会社からの事業報告、そして取引会社との契約に関する会議と、がっつり詰まった予定を何とかこなし、昼の休憩を挟んで秘書が午後からの予定を告げに来た。
「―以上がこの後の予定となっております。この後の企画部の新商品会議は第二会議室となっておりますので、時間になりましたら直接会議室までお越し下さい。」
タブレット型の手帳を読み終えると、秘書は一礼して社長室を出て行った。
その背中を見送ってから、チラリと時計に目を遣る。
「今から会議だと、早く終わらせれば何とか面会時間中に間に合いそうだな。」
そう言うと、デスクの一番下にある深い引き出しを開け、中にある猫型ロボットを確認した。
「安心しろ。飼い主のところへ、ちゃんと送ってやるからな。」
トランクスはにこりと微笑み引き出しを閉めると、椅子から立ち上がり、会議室へと向かうのだった。
ザワザワと賑やかな食堂の隅で1人ランチを食べていたメディカの胸は、大きな期待で膨らんでいた。
今日もトランクスがやって来る―。
そう思うと、今日の面会時間が待ち遠しくて仕方なかった。
忙しいトランクスだが、彼なら無理をしてでも約束を守るために必ず来てくれる。そう思うのはほとんど自分の願望だった。
(逢えたらいいな・・・。)
胸の内で呟くも、トランクスがやって来るのはあくまで自分が担当している幼い患者との約束を守る為だと思うと、メディカは自分の浅ましさに呆れ、苦笑いを浮かべた。
決して自分に逢いに来るわけじゃない・・・。
だが、彼に逢えるというだけで十分幸せだった。
「―以上がこの後の予定となっております。この後の企画部の新商品会議は第二会議室となっておりますので、時間になりましたら直接会議室までお越し下さい。」
タブレット型の手帳を読み終えると、秘書は一礼して社長室を出て行った。
その背中を見送ってから、チラリと時計に目を遣る。
「今から会議だと、早く終わらせれば何とか面会時間中に間に合いそうだな。」
そう言うと、デスクの一番下にある深い引き出しを開け、中にある猫型ロボットを確認した。
「安心しろ。飼い主のところへ、ちゃんと送ってやるからな。」
トランクスはにこりと微笑み引き出しを閉めると、椅子から立ち上がり、会議室へと向かうのだった。
ザワザワと賑やかな食堂の隅で1人ランチを食べていたメディカの胸は、大きな期待で膨らんでいた。
今日もトランクスがやって来る―。
そう思うと、今日の面会時間が待ち遠しくて仕方なかった。
忙しいトランクスだが、彼なら無理をしてでも約束を守るために必ず来てくれる。そう思うのはほとんど自分の願望だった。
(逢えたらいいな・・・。)
胸の内で呟くも、トランクスがやって来るのはあくまで自分が担当している幼い患者との約束を守る為だと思うと、メディカは自分の浅ましさに呆れ、苦笑いを浮かべた。
決して自分に逢いに来るわけじゃない・・・。
だが、彼に逢えるというだけで十分幸せだった。