カルテ91
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「カプセルコーポレーション、トランクス社長から挨拶を頂きたいと思います。」
そう言われ、ただマイクの前に立ち挨拶をするだけなのだが、メディカにも見られているのかと思うと、少しばかり緊張した。
壇上に上がり、会場内を見渡せる位置に立つと、挨拶の言葉を述べながら、会場のゲストの顔を見渡すふりをして彼女を探した。
そして、会場の一番後ろに、やっとワインレッドのドレスに、黒い髪を華やかに纏めた彼女の姿を見つけ、胸が高鳴った。
遠くから見ても分かる、可憐なその姿に思わず言葉が詰まりそうになる。
挨拶など早々に終わらせ、早くメディカの傍に行って、彼女と話しがしたい!
そんな思いが強くなり、予定よりも挨拶を早めに切り上げ、雑談が始まる会食のスタートを待った。
乾杯が終わり会食が始まると、トランクスはすぐ様雑談を始めたゲストに紛れ、メディカの姿の見えた会場の入り口付近へと向かった。
向かいながら
何て声を掛けようか?
来てくれたことにお礼を言わなきゃな・・・!
あと、ドレスがよく似合っていることは絶対に伝えないと!
そんなことを考えながら、胸を弾ませていると
「トランクス社長!」
と、ご婦人特有のソプラノ声で呼び止められ、思わず(チッ・・・!)と、心の中で舌打ちをしてしまった。
しかし、このパーティーに招待しているのが、自社と関わりの深い財界や企業、マスコミ関係者だと思うと、邪険な対応をするわけにはいかず、トランクスは愛想の良い笑顔で振り返ると、声をかけてきた婦人への応対を仕方なく始めるのだった。
そう言われ、ただマイクの前に立ち挨拶をするだけなのだが、メディカにも見られているのかと思うと、少しばかり緊張した。
壇上に上がり、会場内を見渡せる位置に立つと、挨拶の言葉を述べながら、会場のゲストの顔を見渡すふりをして彼女を探した。
そして、会場の一番後ろに、やっとワインレッドのドレスに、黒い髪を華やかに纏めた彼女の姿を見つけ、胸が高鳴った。
遠くから見ても分かる、可憐なその姿に思わず言葉が詰まりそうになる。
挨拶など早々に終わらせ、早くメディカの傍に行って、彼女と話しがしたい!
そんな思いが強くなり、予定よりも挨拶を早めに切り上げ、雑談が始まる会食のスタートを待った。
乾杯が終わり会食が始まると、トランクスはすぐ様雑談を始めたゲストに紛れ、メディカの姿の見えた会場の入り口付近へと向かった。
向かいながら
何て声を掛けようか?
来てくれたことにお礼を言わなきゃな・・・!
あと、ドレスがよく似合っていることは絶対に伝えないと!
そんなことを考えながら、胸を弾ませていると
「トランクス社長!」
と、ご婦人特有のソプラノ声で呼び止められ、思わず(チッ・・・!)と、心の中で舌打ちをしてしまった。
しかし、このパーティーに招待しているのが、自社と関わりの深い財界や企業、マスコミ関係者だと思うと、邪険な対応をするわけにはいかず、トランクスは愛想の良い笑顔で振り返ると、声をかけてきた婦人への応対を仕方なく始めるのだった。