カルテ91
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1年間の感謝を込めて毎年年末に行われるこのパーティーが、トランクスは正直苦手だった。
しかし、日頃お世話になっている人々への感謝を表す良い機会だと、母ブルマが社長になってから始まったこのパーティを、自分が社長になった途端やめることも出来ず、恒例行事として続けていた。
だが、そんな苦手なパーティーが、今年は待ち遠しくて仕方なかった。
それはもちろん、メディカが出席してくれるということが大きな原因で、毎年溜息混じりに袖を通していたタキシードにも、今年は彼女に逢えるのだと思うと鼻歌交じりで着替えていた。
そして、胸を弾ませながらトランクスがパーティー会場に入ると
「あら、今年はやけに楽しそうね。」
と、ブルマはからかう様なニンマリとした顔を我が子に向けた。
速攻見抜かれたことが恥ずかしく、顔を紅潮させながら
「そんなことないよ。」
と答えるも
「メディカちゃんが来てくれるんだもん。当然よね。」
そう言ってクスクス笑う顔に、更に顔は赤くなった。
「じゃ、母さんはそのメディカちゃんを探して来ようかしら!ふふっ、あとは任せたわよー。」
「えっ?!ちょっと、母さん・・・!!」
慌てて呼び止めるも、手をヒラヒラさせながらゲストたちの中に紛れて行く母の背中を、トランクスは悔しい思いで見つめるしかなかった。
ホスト役として、挨拶に来るゲストたちへの応対を疎かにすることは出来ず、トランクスは奥歯を噛み締めながら、自分の元へやって来る招待客たちに愛想笑いを振り撒き、ホストとしての務めを果たすのだった。
しかし、日頃お世話になっている人々への感謝を表す良い機会だと、母ブルマが社長になってから始まったこのパーティを、自分が社長になった途端やめることも出来ず、恒例行事として続けていた。
だが、そんな苦手なパーティーが、今年は待ち遠しくて仕方なかった。
それはもちろん、メディカが出席してくれるということが大きな原因で、毎年溜息混じりに袖を通していたタキシードにも、今年は彼女に逢えるのだと思うと鼻歌交じりで着替えていた。
そして、胸を弾ませながらトランクスがパーティー会場に入ると
「あら、今年はやけに楽しそうね。」
と、ブルマはからかう様なニンマリとした顔を我が子に向けた。
速攻見抜かれたことが恥ずかしく、顔を紅潮させながら
「そんなことないよ。」
と答えるも
「メディカちゃんが来てくれるんだもん。当然よね。」
そう言ってクスクス笑う顔に、更に顔は赤くなった。
「じゃ、母さんはそのメディカちゃんを探して来ようかしら!ふふっ、あとは任せたわよー。」
「えっ?!ちょっと、母さん・・・!!」
慌てて呼び止めるも、手をヒラヒラさせながらゲストたちの中に紛れて行く母の背中を、トランクスは悔しい思いで見つめるしかなかった。
ホスト役として、挨拶に来るゲストたちへの応対を疎かにすることは出来ず、トランクスは奥歯を噛み締めながら、自分の元へやって来る招待客たちに愛想笑いを振り撒き、ホストとしての務めを果たすのだった。