カルテ90
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乾杯の後会食が始ると、静かだった会場内はゲストたちの話し声や笑い声で、始まる前の華やかな雰囲気を一気に取り戻した。
しかし、メディカはその雰囲気に交わることが出来ず、1人静かに、笑い合い楽しげに会話する人々を眺めながら、先程受け取ったシャンパンにゆっくりと口を付けていた。
こちらが一方的に知っている顔はあるが、お互いに知っている知り合いと言えば、ブルマとトランクスしかおらず、その2人は主催者としてゲストのお相手に忙しそうだ。
常に人に囲まれている、ブルマとトランクスに近付ける様な雰囲気はなく、メディカは空いたグラスを通りかかったウエイターに渡すと、西の都の夜景が見渡せるテラスへと出ることにした。
西の都の温暖な地域とはいえ、12月も末の少々肌寒い夜だったが、場違いな空間の中にいるよりは随分マシだと思いながら、テラスを囲う白い大理石の柵に手を置き、都の夜の姿を眺めた。
ブルマに誘われ・・・いや、誕生日プレゼントとのお返しとして訪れたパーティー。
分かっていた筈だが、カプセルコーポでの、あの仲間たちと過ごしたパーティーとは違い過ぎて溜息を吐いてしまう。
有名人でも、令嬢などでもない自分がこんな場所にいるのは不似合い過ぎる・・・。
そんな疎外感を感じながら、振り返り会場内を見ると、自分1人居なくても気付かれないような、煌びやかな世界が広がっていた。
再び都の方へと顔を向け、乾いた夜風に吹かれていると、カチャリとテラスの入り口が開く音がし
「あれ、先客がいるとは思わなかったな。」
と言う声がした。
しかし、メディカはその雰囲気に交わることが出来ず、1人静かに、笑い合い楽しげに会話する人々を眺めながら、先程受け取ったシャンパンにゆっくりと口を付けていた。
こちらが一方的に知っている顔はあるが、お互いに知っている知り合いと言えば、ブルマとトランクスしかおらず、その2人は主催者としてゲストのお相手に忙しそうだ。
常に人に囲まれている、ブルマとトランクスに近付ける様な雰囲気はなく、メディカは空いたグラスを通りかかったウエイターに渡すと、西の都の夜景が見渡せるテラスへと出ることにした。
西の都の温暖な地域とはいえ、12月も末の少々肌寒い夜だったが、場違いな空間の中にいるよりは随分マシだと思いながら、テラスを囲う白い大理石の柵に手を置き、都の夜の姿を眺めた。
ブルマに誘われ・・・いや、誕生日プレゼントとのお返しとして訪れたパーティー。
分かっていた筈だが、カプセルコーポでの、あの仲間たちと過ごしたパーティーとは違い過ぎて溜息を吐いてしまう。
有名人でも、令嬢などでもない自分がこんな場所にいるのは不似合い過ぎる・・・。
そんな疎外感を感じながら、振り返り会場内を見ると、自分1人居なくても気付かれないような、煌びやかな世界が広がっていた。
再び都の方へと顔を向け、乾いた夜風に吹かれていると、カチャリとテラスの入り口が開く音がし
「あれ、先客がいるとは思わなかったな。」
と言う声がした。