カルテ89
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不思議そうに言うその顔に、メディカは瞳を大きくして固まった。
きっと舞空術のことを言ってるのだろう、ホスピの横顔を動揺を隠しながらじっと見つめていると
「メディカ君、知ってるかい?一体どういう商品なんだろうねぇ。」
と尋ねられ
「さ、さぁ・・・。でも、そんな商品があれば便利ですね!」
ギクリとしつつそう答え、そのまま皿の上のから揚げを箸で掴んだのだった。
その後、2人は特に会話をすることもなく、それぞれ昼食を食べ進め、先に「ごちそうさま。」と、手を合わせ席を立ったのはホスピだった。
ホスピは席を立つなり
「そうだ。コレ、あげるよ。」
そう言ってメディカのトレイに何かを載せると「じゃ、午後も頑張って。」と一言言い、そのまま食堂を出て行った。
ホスピが去った後トレイを見ると、そこには包みにカカオ80%と書かれた、チョコレートが3つ置かれていた。
仕事を終え、更衣室で白衣を脱ごうとして、昼間もらったチョコレートのことを思い出しポケットを探った。
取り出したチョコレートを今日の自分へのご褒美と思い、そっと包みを開けると、カカオの深い香りが鼻先を掠め、それと同時に
(彼がメディカ君のことを好きなんだねぇ。)
(ブラ君が退院してからも、彼ここに来てたから。)
と言った、ホスピの言葉を思い出した。
「・・・そうだったらいいのに・・・。」
ふっと寂しそうに小さく笑ってから、メディカは続けて一口サイズのチョコレートを口の中に入れると、ほろ苦さだけが口の中に広がっていったのだった。
きっと舞空術のことを言ってるのだろう、ホスピの横顔を動揺を隠しながらじっと見つめていると
「メディカ君、知ってるかい?一体どういう商品なんだろうねぇ。」
と尋ねられ
「さ、さぁ・・・。でも、そんな商品があれば便利ですね!」
ギクリとしつつそう答え、そのまま皿の上のから揚げを箸で掴んだのだった。
その後、2人は特に会話をすることもなく、それぞれ昼食を食べ進め、先に「ごちそうさま。」と、手を合わせ席を立ったのはホスピだった。
ホスピは席を立つなり
「そうだ。コレ、あげるよ。」
そう言ってメディカのトレイに何かを載せると「じゃ、午後も頑張って。」と一言言い、そのまま食堂を出て行った。
ホスピが去った後トレイを見ると、そこには包みにカカオ80%と書かれた、チョコレートが3つ置かれていた。
仕事を終え、更衣室で白衣を脱ごうとして、昼間もらったチョコレートのことを思い出しポケットを探った。
取り出したチョコレートを今日の自分へのご褒美と思い、そっと包みを開けると、カカオの深い香りが鼻先を掠め、それと同時に
(彼がメディカ君のことを好きなんだねぇ。)
(ブラ君が退院してからも、彼ここに来てたから。)
と言った、ホスピの言葉を思い出した。
「・・・そうだったらいいのに・・・。」
ふっと寂しそうに小さく笑ってから、メディカは続けて一口サイズのチョコレートを口の中に入れると、ほろ苦さだけが口の中に広がっていったのだった。