カルテ89
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今年も終わりを迎えようかという12月半ば。
メディカは、西の都の病院の職員専用の食堂で昼食をとっていた。
陽が差し込む窓際のカウンターで、1人ぽつぽつとAランチのから揚げ定食を食べていると
「隣り、いいかな?」
と声がし、見ればそこにはラーメン鉢が載ったトレイを持ったホスピが立っていた。
同じ病院に勤務しているが、担当科が替わってからはほとんど会うことがなかった大先輩医師の登場に驚きつつ
「はい。どうぞ・・・!」
と返事をすると、ホスピはメディカの隣りに腰を下ろした。
「いやぁ、メディカ君。久し振りだねぇ。」
相変わらずの、のんびりした口調を懐かしく思いながら
「そうですね。同じ病院でも、これだけ大きいとなかなか会わないものですね。」
そう小さく笑った。
「今はどこにいるの?」
「今は、総合診療です。」
「そう・・・。じゃあ、比較的休みは確保出来るからいいね。」
「はい。来月からは外科に移るので、今のうちにしっかり休んでおかないと。」
メディカが苦笑いを浮かべると
「はは。そうだね。彼にもなかなか会えなくなるだろうから、今のうちにデートしとかなきゃね。」
相変わらず、不意打ちの様にビクリとする事を言ってきた初老の医師に、メディカが反応すると
「いやぁ、まさかブラ君のお兄さんとそういう関係だったなんて。さすがの僕も、びっくりしちゃったよ。」
そう言ってから麺を啜るホスピに、メディカは顔を引き攣らせ
(な、ななな何でっ・・・?!)
と、心の中で叫んでいた。
メディカは、西の都の病院の職員専用の食堂で昼食をとっていた。
陽が差し込む窓際のカウンターで、1人ぽつぽつとAランチのから揚げ定食を食べていると
「隣り、いいかな?」
と声がし、見ればそこにはラーメン鉢が載ったトレイを持ったホスピが立っていた。
同じ病院に勤務しているが、担当科が替わってからはほとんど会うことがなかった大先輩医師の登場に驚きつつ
「はい。どうぞ・・・!」
と返事をすると、ホスピはメディカの隣りに腰を下ろした。
「いやぁ、メディカ君。久し振りだねぇ。」
相変わらずの、のんびりした口調を懐かしく思いながら
「そうですね。同じ病院でも、これだけ大きいとなかなか会わないものですね。」
そう小さく笑った。
「今はどこにいるの?」
「今は、総合診療です。」
「そう・・・。じゃあ、比較的休みは確保出来るからいいね。」
「はい。来月からは外科に移るので、今のうちにしっかり休んでおかないと。」
メディカが苦笑いを浮かべると
「はは。そうだね。彼にもなかなか会えなくなるだろうから、今のうちにデートしとかなきゃね。」
相変わらず、不意打ちの様にビクリとする事を言ってきた初老の医師に、メディカが反応すると
「いやぁ、まさかブラ君のお兄さんとそういう関係だったなんて。さすがの僕も、びっくりしちゃったよ。」
そう言ってから麺を啜るホスピに、メディカは顔を引き攣らせ
(な、ななな何でっ・・・?!)
と、心の中で叫んでいた。