カルテ87
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
リュックの中から出てきたのは、赤いリボンが結ばれた小さめのカプセルケースだった。
「あの・・・これ。過ぎてしまいましたけど、誕生日プレゼントです。」
照れながら差し出すと、メディカの驚いた顔がそこにあった。
「えっ・・・?あ、ありがとうございます・・・!」
そう言って差し出したカプセルケースを遠慮がちに受け取る彼女に
「よかったら、使って下さい。」
にこりと微笑むと「はい!」とはにかんだ笑顔を向けられ、胸の奥がキューッと痛くなった。
本当に嬉しそうに、プレゼントを受け取ってくれたメディカに、何とも言い様の無い気持ちが溢れ出してくる。
(まだ、彼女と居たい!)
そう強く思ったが、メディカの方はその笑顔のまま躊躇うことなくエアカーをゆっくりと降り、ドアを閉めた。
ドアの閉まる音に虚しさを感じながら、すぐに助手席の窓を開けると
「また・・・電話しますから!」
と、口にしていた。
その声に「はい・・・。」と微笑み「あの、プレゼントまで頂いてしまって・・・本当にすみません・・・。ありがとうございました。」と頭を下げるメディカに、めいっぱい名残惜しさを抱えながら「いえ・・・。あの、それじゃあ、おやすみなさい。」と告げると、メディカは「・・・はい。さようなら。」と微笑むのだった。
トランクスがエアカーをゆっくりと発進させ、光が流れる通りへと向けて走り出すと、メディカはエアカーの姿が見えなくなるまでその姿を見送り、もう一度「・・・さようなら。」と小さく呟くのだった。
「あの・・・これ。過ぎてしまいましたけど、誕生日プレゼントです。」
照れながら差し出すと、メディカの驚いた顔がそこにあった。
「えっ・・・?あ、ありがとうございます・・・!」
そう言って差し出したカプセルケースを遠慮がちに受け取る彼女に
「よかったら、使って下さい。」
にこりと微笑むと「はい!」とはにかんだ笑顔を向けられ、胸の奥がキューッと痛くなった。
本当に嬉しそうに、プレゼントを受け取ってくれたメディカに、何とも言い様の無い気持ちが溢れ出してくる。
(まだ、彼女と居たい!)
そう強く思ったが、メディカの方はその笑顔のまま躊躇うことなくエアカーをゆっくりと降り、ドアを閉めた。
ドアの閉まる音に虚しさを感じながら、すぐに助手席の窓を開けると
「また・・・電話しますから!」
と、口にしていた。
その声に「はい・・・。」と微笑み「あの、プレゼントまで頂いてしまって・・・本当にすみません・・・。ありがとうございました。」と頭を下げるメディカに、めいっぱい名残惜しさを抱えながら「いえ・・・。あの、それじゃあ、おやすみなさい。」と告げると、メディカは「・・・はい。さようなら。」と微笑むのだった。
トランクスがエアカーをゆっくりと発進させ、光が流れる通りへと向けて走り出すと、メディカはエアカーの姿が見えなくなるまでその姿を見送り、もう一度「・・・さようなら。」と小さく呟くのだった。