カルテ85
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大好きなメディカの笑顔を独占し、満足を得始めたトランクスだったが、それでもまだ足りないでいた。
それは、空いている両方の手・・・。
そう。こんな人混みの中でも、まだ手を繋げていないことだった。
前回のデートで手を繋いだとはいえ、まだ付き合っているわけでもないので、彼女の手に触れることに躊躇ってしまう。
この屋台群に入る前に「はぐれるといけないから。」などと理由をつけて手を繋ぐことが出来たというのに、迷っている間にだいぶ進んでしまい完全に手を繋ぐきっかけを失ってしまっていた。
(この間は不意打ちの様に抱きしめたくせに!)と自分を皮肉ってみるも、今日はやはり人の目を気にしてか行動に移せない。
少し手を伸ばせば届くその距離が遠く(頑張れ俺!)と叱咤していると、母ブルマからもらったアイテムが脳裏を掠め、顔が熱を持った。
背負ったリュックの中にあんなモノを忍び込ませ(あわよくば今夜・・・!)などと期待している下心満載な自分に嫌悪感を抱きながら、1人悶々としながら人混みの中を進んでいた為
「あ、これキレイ・・・。」
と呟き、ハンドメイドアクセサリーの露店の前で足を止めたメディカに、トランクスは気付かなかった。
「よかったら見ていって下さいね。」
立ち止まった露天の若い女性店主にそう言われ「はい。」と微笑みながら、テーブルに並べられた天然石やビーズがあしらわれたアクセサリーに目を輝かせた。
テーブルの上には、花や四葉のクローバー、小鳥や星など自然のものをモチーフにした、シンプルで可愛らしいデザインの物が多く並べられている。
それは、空いている両方の手・・・。
そう。こんな人混みの中でも、まだ手を繋げていないことだった。
前回のデートで手を繋いだとはいえ、まだ付き合っているわけでもないので、彼女の手に触れることに躊躇ってしまう。
この屋台群に入る前に「はぐれるといけないから。」などと理由をつけて手を繋ぐことが出来たというのに、迷っている間にだいぶ進んでしまい完全に手を繋ぐきっかけを失ってしまっていた。
(この間は不意打ちの様に抱きしめたくせに!)と自分を皮肉ってみるも、今日はやはり人の目を気にしてか行動に移せない。
少し手を伸ばせば届くその距離が遠く(頑張れ俺!)と叱咤していると、母ブルマからもらったアイテムが脳裏を掠め、顔が熱を持った。
背負ったリュックの中にあんなモノを忍び込ませ(あわよくば今夜・・・!)などと期待している下心満載な自分に嫌悪感を抱きながら、1人悶々としながら人混みの中を進んでいた為
「あ、これキレイ・・・。」
と呟き、ハンドメイドアクセサリーの露店の前で足を止めたメディカに、トランクスは気付かなかった。
「よかったら見ていって下さいね。」
立ち止まった露天の若い女性店主にそう言われ「はい。」と微笑みながら、テーブルに並べられた天然石やビーズがあしらわれたアクセサリーに目を輝かせた。
テーブルの上には、花や四葉のクローバー、小鳥や星など自然のものをモチーフにした、シンプルで可愛らしいデザインの物が多く並べられている。