カルテ83
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「ありがとうございます。それでは、失礼致します。」
そう言って部屋から出て行こうとする秘書に
「あぁ、ちょっといいかな?」
と、思わず声を掛けていた。
「はい?」とこちらを振り返り、不思議そうな顔をする秘書に
「あぁ・・・あのさ。君は誕生日にどんな物をプレゼントされたら嬉しい?」
いつもはほとんど無駄なことは話さない上司の突然の質問に「は?」と秘書が怪訝な顔をすると
「あっ、いや!いいんだ!気にしないでくれ・・・!」
トランクスは慌てて目を逸らした。
そんな、明らかにいつもと違う様子を見せる若い社長に、秘書はきょとんとした顔をしていたが、毎日顔を合わせる上司の初めて見せる初々しい様子に、すぐに「あぁ。」と納得すると
「・・・そうですね。相手との関係にもよりますが・・・。花束やハンカチ、自分では買わない様な少し高級感のある癒しの商品などでしょうか。」
そう答えると
「・・・なるほど・・・癒しか・・・。」
そう呟く上司に
「どなたかに贈られるのですか?」
分かっていて意地悪く尋ねると
「えっ?!あ、いや、ちょっと・・・。」
あははは。と笑って誤魔化された。
「私でよければ買いに行って差し上げますが。」
真面目な顔をして冗談を言うと
「い、いや、いいよ!仕事中に悪かったね・・・。参考になったよ、ありがとう。」
顔を赤く染め咳払いする上司に
「それでは失礼致します・・・。また何かありましたらご相談下さい。」
と会釈をすると、ショートカットの似合う美人秘書は、肩を揺らしながら社長室を出て行ったのだった。
そう言って部屋から出て行こうとする秘書に
「あぁ、ちょっといいかな?」
と、思わず声を掛けていた。
「はい?」とこちらを振り返り、不思議そうな顔をする秘書に
「あぁ・・・あのさ。君は誕生日にどんな物をプレゼントされたら嬉しい?」
いつもはほとんど無駄なことは話さない上司の突然の質問に「は?」と秘書が怪訝な顔をすると
「あっ、いや!いいんだ!気にしないでくれ・・・!」
トランクスは慌てて目を逸らした。
そんな、明らかにいつもと違う様子を見せる若い社長に、秘書はきょとんとした顔をしていたが、毎日顔を合わせる上司の初めて見せる初々しい様子に、すぐに「あぁ。」と納得すると
「・・・そうですね。相手との関係にもよりますが・・・。花束やハンカチ、自分では買わない様な少し高級感のある癒しの商品などでしょうか。」
そう答えると
「・・・なるほど・・・癒しか・・・。」
そう呟く上司に
「どなたかに贈られるのですか?」
分かっていて意地悪く尋ねると
「えっ?!あ、いや、ちょっと・・・。」
あははは。と笑って誤魔化された。
「私でよければ買いに行って差し上げますが。」
真面目な顔をして冗談を言うと
「い、いや、いいよ!仕事中に悪かったね・・・。参考になったよ、ありがとう。」
顔を赤く染め咳払いする上司に
「それでは失礼致します・・・。また何かありましたらご相談下さい。」
と会釈をすると、ショートカットの似合う美人秘書は、肩を揺らしながら社長室を出て行ったのだった。