カルテ81
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そう耳元で囁く声がくすぐったく、思わず目を閉じて、メディカは背中でトランクスの存在を感じるのだった。
曇天からそのまま夜になった空からは、相変わらず雨が落ち続けている。
静かすぎる2人だけの空間は時が止まった様で、さっきの会話以降一言も言葉を発さずに、ただ、互いのぬくもりを感じ合っていた。
メディカの鼓動は少しずつ落ち着きを取り戻し、この恥ずかしくも幸せな状態にやっと馴染んできていたところで、スッと回されていた腕の力が緩んだ。
解放されたことにホッとしつつも、少し寂しく思っていると
「ありがとうございます・・・。おかげで癒されました。」
そう言った声に「いえ・・・。お役に立てて良かったです・・・。」と言って立ち上がると「それでは、失礼します・・・。」と救急箱を手に、メディカはそのまま部屋を出て行ったのだった。
〝シュッ〝っというドアの閉まる音がすると同時に、トランクスはダラリとソファに深くもたれ「やってしまった。」とばかりに顔を顰め、天を仰いだ。
「あぁー・・・何やってるんだ俺!?あんなことするつもりなかったのに・・・!」
と自分を責めるも、ふわりと香るメディカの髪の甘い匂いと、温かく華奢な身体の感触を思い出し頬を染めた。
欲求不満、消化不良・・・。
あのキス以来、彼女に触れたくて触れたくて仕方なかった思いが、募りに募った結果がこれだと思うと「仕方ない・・・。」とどこかで自分を納得させるも、メディカは果たしてどう思ったのだろうかと思うと、トランクスは背中をゾクリとさせるのだった。
曇天からそのまま夜になった空からは、相変わらず雨が落ち続けている。
静かすぎる2人だけの空間は時が止まった様で、さっきの会話以降一言も言葉を発さずに、ただ、互いのぬくもりを感じ合っていた。
メディカの鼓動は少しずつ落ち着きを取り戻し、この恥ずかしくも幸せな状態にやっと馴染んできていたところで、スッと回されていた腕の力が緩んだ。
解放されたことにホッとしつつも、少し寂しく思っていると
「ありがとうございます・・・。おかげで癒されました。」
そう言った声に「いえ・・・。お役に立てて良かったです・・・。」と言って立ち上がると「それでは、失礼します・・・。」と救急箱を手に、メディカはそのまま部屋を出て行ったのだった。
〝シュッ〝っというドアの閉まる音がすると同時に、トランクスはダラリとソファに深くもたれ「やってしまった。」とばかりに顔を顰め、天を仰いだ。
「あぁー・・・何やってるんだ俺!?あんなことするつもりなかったのに・・・!」
と自分を責めるも、ふわりと香るメディカの髪の甘い匂いと、温かく華奢な身体の感触を思い出し頬を染めた。
欲求不満、消化不良・・・。
あのキス以来、彼女に触れたくて触れたくて仕方なかった思いが、募りに募った結果がこれだと思うと「仕方ない・・・。」とどこかで自分を納得させるも、メディカは果たしてどう思ったのだろうかと思うと、トランクスは背中をゾクリとさせるのだった。