「ベジータさんとのトレーニングをしたがらないトランクスさんの気持ちが分かりました・・・。すみません。知りもしないのに、トレーニングしてもらったらなんて、簡単に言ってしまって・・・。」

申し訳なさそうにメディカが眉を寄せ笑うと

「いえ・・・！俺がトレーニングをずっとさぼってるのもダメなんです。時間が無いのを理由に逃げてるだけで、しようと思えば時間は作れますから。」

と眉を寄せ微笑むと

「子供の頃は、よく悟天と対決して遊んでたんです。でも、平和が続いて、戦う必要がなくなるとどうしても・・・。」

と、トランクスは次には困った様な笑顔をメディカに向けるのだった。

そう言ったトランクスを見て「サイヤ人は戦闘バカだから。」と、前にブルマがお酒を飲みながら愚痴っていたことを思い出し、クスっと笑うと、不思議そうな顔がこちらを見ていた。

「あ、すみません・・・。ブルマさんからサイヤ人は戦うことが好きだって聞いてたんですけど、トランクスさんは違うんだなと思って。」

笑った理由を答えると

「あぁ・・・。俺たちは地球人の血が入ってますからね。父さんたちみたいに好戦的じゃないんですよ。」

と、納得する理由が返ってきて、メディカは「あぁ、なるほど！」と、大きく頷いた。

「なので、悟飯さんや俺や悟天はあまり戦うことに執着がないんです。」

そう言った優しい笑顔に

「そうなんですね・・・。」

と呟いてから

「でも、戦ってるところは凄くカッコ良かったですよ。トランクスさんも、悟天君も！」

そう付け加えると