カルテ80
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絡ませた指。近付いて来る彼の気配―。
思い出してはドキドキと胸が高鳴り、こんなふうに頬を染める出来事があったのは、先週のパオズ山でのことだ。
部屋で1人医学書を読みながら、メディカは窓の外に広がる、今にも雨が降り出しそうな曇天の空を見つめ
「逢いたいな・・・。」
そう呟いた。
大好きな彼を想い、溜息を吐いて開いた医学書に視線を落とすも、その内容など全く頭に入ってきそうになかった。
片想いで十分―。
そう思っていた筈だが、逢う度にどんどん彼が好きになり、最近では気付けばトランクスのことばかり考えいる自分がいる。
逢いたい。
声が聞きたい。
触れてみたい。
どんどんと欲が出始めている自分を諌めつつも、忘れかけていた恋心に胸をときめかせるが、その相手があまりに自分とは釣り合わない存在であることを思うと切なくなった。
「・・・何期待してるんだろ、私・・・。」
そう言って、先週のことを思い出し、虚しく首を振った。
そう。きっと、からかわれただけだ・・・。
再び唇が触れることを期待した自分が浅ましく、そして恥ずかしい。そう思った。
「バカみたい・・・。」
呟いてから窓の外を見ると、黒い雲からはとうとう雨が落ちだしていた。
サーっと薄暗い静かな部屋に雨の音が入り込んでくるのを聞きながら、気持ちを入れ替え「よし!」と開いた本に視線を落とした途端、携帯電話が鳴り、メディカはビクリとしてしまった。
あまり鳴ることのない電話を手に取り、液晶画面を見ると「ブルマさん」という文字が映しだされていた。
思い出してはドキドキと胸が高鳴り、こんなふうに頬を染める出来事があったのは、先週のパオズ山でのことだ。
部屋で1人医学書を読みながら、メディカは窓の外に広がる、今にも雨が降り出しそうな曇天の空を見つめ
「逢いたいな・・・。」
そう呟いた。
大好きな彼を想い、溜息を吐いて開いた医学書に視線を落とすも、その内容など全く頭に入ってきそうになかった。
片想いで十分―。
そう思っていた筈だが、逢う度にどんどん彼が好きになり、最近では気付けばトランクスのことばかり考えいる自分がいる。
逢いたい。
声が聞きたい。
触れてみたい。
どんどんと欲が出始めている自分を諌めつつも、忘れかけていた恋心に胸をときめかせるが、その相手があまりに自分とは釣り合わない存在であることを思うと切なくなった。
「・・・何期待してるんだろ、私・・・。」
そう言って、先週のことを思い出し、虚しく首を振った。
そう。きっと、からかわれただけだ・・・。
再び唇が触れることを期待した自分が浅ましく、そして恥ずかしい。そう思った。
「バカみたい・・・。」
呟いてから窓の外を見ると、黒い雲からはとうとう雨が落ちだしていた。
サーっと薄暗い静かな部屋に雨の音が入り込んでくるのを聞きながら、気持ちを入れ替え「よし!」と開いた本に視線を落とした途端、携帯電話が鳴り、メディカはビクリとしてしまった。
あまり鳴ることのない電話を手に取り、液晶画面を見ると「ブルマさん」という文字が映しだされていた。