「それにしても、メディカちゃん何処にいるんだろうな。ちょっとでいいから会いたかったのに。」

「・・・だから、メディカさんは仕事中だから逢えるか分からないって言っただろ。」

「うーん、そうだけどさ・・・何か会える気がしたんだよね。」

「はぁ・・・。どっからきたんだその自信・・・。」

「だってさー・・・。」

と、男２人がそんな会話をしていると

「お客さんたち、メディカ先生のお知り合いなの？！」

注文した物が入った袋を差し出しながら、そのおばさん店員が尋ねてきた。

若干キラキラしている気がするその顔に

「えっ！？おばさん、メディカちゃんのこと知ってるの？」

悟天が表情を明るくすると

「ええ、知ってるも何も！メディカ先生はウチの常連さんだからね！」

何故か得意気に言う顔は、ますます輝きだした気がした。

「えっ、そうなんだ！」と、大袈裟に驚く悟天の隣りで、トランクスも密かに彼女を知る人物に出会えたことにドキリとし、胸をそわそわし始めていると

「メディカ先生は、ウチのベーグルサンドを気に入ってくれててね。あ、今買ってくれた生ハムとチーズのベーグルサンドがメディカ先生のお気に入りなんだよ。」

と、楽しそうに話し出したおばさんの興味は、当然だが、目の前の男２人に向かっていた。

「あらぁ。それにしても、メディカ先生にこんな素敵なボーイフレンドがいるなんて知らなかったよ！」

興味津々と言った様子のおばさんが、悟天とトランクスにキラキラした瞳を向けていると