あ……。もしかして、二人が疲れてる原因てお姉ちゃん？！

　もしそうだとしたら、この二人を疲れさせるなんて、お姉ちゃんてば何したの……？！　

　被害を受けた、トランクスさんとベジータさんに申し訳なくて

「ホントにすみません！」

　もう一度謝ると

「あ、いえ。謝らないといけないのは、俺たちの方です。菜奈さんに色々買わせてしまって……」

　トランクスさんの方も、申し訳なさそうに眉を下げた。

　そんな、お互い頭を下げてるところに

「それにしても、菜奈さんが色々買ってくれたおかげで助かったじゃん。私たちだけじゃ、これだけの数買えなかったもんね」

　足を投げ出して座るマコちゃんは、ホッとしたように、特大サイズのファッションバッグを眺めてから

「で、どうでした？　この地球のお店は」
　
　トランクスさんとベジータさんの方へ、顔を向けた。
　
　確かに気になる質問に、どんな答えが返ってくるのかドキドキする。

　私があっちの「地球」で買い物した時は、お店のディスプレイにしても、接客も大して変わらないなって思ったんだけど、二人はどうだったんだろう。

　そしたら

「そうですね。お二人が言われるように、この地球も俺たちの地球も、不思議なほど変わりはありませんね」

　トランクスさんは、さっき見てきた光景を思い出すように言ってから

「お二人が、俺たちの地球にすぐに馴染んだのも頷けます」

　納得したように、笑顔を浮かべた。

　トランクスさんの好意的な感想に、ホッとした私だったけど、ベジータさんは腕を組んだままで、いつものように不機嫌な顔を浮かべてた。