LIFE②
夢小説設定
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自信はなさそうだが、何とか乗り切ったことは分かった。
「そうか……。とりあえず昨日は何とかやり過ごせたみたいでよかった」
「うん……何とか。ちょっと、危ないことはあったけど……」
眉を下げ、梨子は、姉の菜奈さんが、あの二人に興味津々に質問攻撃を浴びせたことを話した。
それを聞いて
「ああ……。菜奈さんならやりかねないわ」
ありありと想像出来るその状況に、溜息が出た。
あの人が持つ、逞しいコミュ力のことを、完全に失念していた。
「だからね、今日すごく心配なの! 私が学校にいる間、大丈夫かなって……」
不安そうに言う梨子を見て、私も滅茶苦茶不安になってきた。
梨子がいない間、あの家で何か問題が起こっていたら最悪だ……!
「だからね、学校終わったら、私すぐに帰ろうと思うの。それで……悪いんだけど、マコちゃんも一緒にウチに来てくれない……?」
申し訳なさそうに言ってきた梨子に
「剣道の稽古をしたいから無理だ!」
とは、さすがに言えず
「……分かった。終わったら、校門の前で待ってるわ」
やりたかった打ち込み稽古は諦めることにし、今日は剣道の稽古は休んで、帰ることにした。
帰りのホームルームが終わると、私はすぐにクラスメイトでもある剣道部員に稽古を休むことを伝え、教室を出た。
私が稽古を休むことに、クラスメイトは驚いていたが、本音を言えば、私だって休みたくなどない!
だが、今日は仕方ない。
あの親子のピンチかもしれないのだ……!
「そうか……。とりあえず昨日は何とかやり過ごせたみたいでよかった」
「うん……何とか。ちょっと、危ないことはあったけど……」
眉を下げ、梨子は、姉の菜奈さんが、あの二人に興味津々に質問攻撃を浴びせたことを話した。
それを聞いて
「ああ……。菜奈さんならやりかねないわ」
ありありと想像出来るその状況に、溜息が出た。
あの人が持つ、逞しいコミュ力のことを、完全に失念していた。
「だからね、今日すごく心配なの! 私が学校にいる間、大丈夫かなって……」
不安そうに言う梨子を見て、私も滅茶苦茶不安になってきた。
梨子がいない間、あの家で何か問題が起こっていたら最悪だ……!
「だからね、学校終わったら、私すぐに帰ろうと思うの。それで……悪いんだけど、マコちゃんも一緒にウチに来てくれない……?」
申し訳なさそうに言ってきた梨子に
「剣道の稽古をしたいから無理だ!」
とは、さすがに言えず
「……分かった。終わったら、校門の前で待ってるわ」
やりたかった打ち込み稽古は諦めることにし、今日は剣道の稽古は休んで、帰ることにした。
帰りのホームルームが終わると、私はすぐにクラスメイトでもある剣道部員に稽古を休むことを伝え、教室を出た。
私が稽古を休むことに、クラスメイトは驚いていたが、本音を言えば、私だって休みたくなどない!
だが、今日は仕方ない。
あの親子のピンチかもしれないのだ……!