LIFE②
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学校にある剣道場。
その入口に立つだけで、気持ちが引き締まる。
久しぶりの道場は、相変わらず、木の心地いい香りで満ちていて、鏡面のような床には、道場内の景色が映しだされている。
創立してまだ五年。
剣道場だけでなく、校舎もグランドも体育館も。
この学校は何もかもが新しい。
昨日、私と梨子は、およそ四ヵ月ぶりに、第七宇宙と言われる宇宙にある「地球」から、自分たちの故郷である第六宇宙の「地球」に帰って来た。
自分たちが、四ヵ月も行方不明だったことを、どう誤魔化すか頭を悩ませていたが、帰ってみれば時間は一時間程しか経っておらず、私と梨子が拍子抜けしたことは、言うまでもない。
おかげで、無理な言い訳を考えずに済んだのだが、今度は、何故時間が経っていないのかという謎に、頭を悩ませることになった。
寝る前。この謎について、布団の中で考えた。
ワームホールってヤツのせいか?
それも浮かんだが、もう一つ浮かんだのは、私の中にある「ポメ姫の力」というものだ。
しかし、そんな時間を操るような力を、自分が持っているとも思えない……。
だが。もし、この力が本当に「ポメ姫の力」というヤツが引き起こしたのだとすれば、まさに神だ。
あの、トワって女が「ポメ姫」の力を狙うのも頷ける。
それなら、ますますこの力を、あの女に渡すわけにはいかない。
この力は、ポメ姫の望み通り、何とかして私が消滅させなければ!
私は、眠りに落ちる前に誓ったことを思い返しながら、剣道場へと入った。
その入口に立つだけで、気持ちが引き締まる。
久しぶりの道場は、相変わらず、木の心地いい香りで満ちていて、鏡面のような床には、道場内の景色が映しだされている。
創立してまだ五年。
剣道場だけでなく、校舎もグランドも体育館も。
この学校は何もかもが新しい。
昨日、私と梨子は、およそ四ヵ月ぶりに、第七宇宙と言われる宇宙にある「地球」から、自分たちの故郷である第六宇宙の「地球」に帰って来た。
自分たちが、四ヵ月も行方不明だったことを、どう誤魔化すか頭を悩ませていたが、帰ってみれば時間は一時間程しか経っておらず、私と梨子が拍子抜けしたことは、言うまでもない。
おかげで、無理な言い訳を考えずに済んだのだが、今度は、何故時間が経っていないのかという謎に、頭を悩ませることになった。
寝る前。この謎について、布団の中で考えた。
ワームホールってヤツのせいか?
それも浮かんだが、もう一つ浮かんだのは、私の中にある「ポメ姫の力」というものだ。
しかし、そんな時間を操るような力を、自分が持っているとも思えない……。
だが。もし、この力が本当に「ポメ姫の力」というヤツが引き起こしたのだとすれば、まさに神だ。
あの、トワって女が「ポメ姫」の力を狙うのも頷ける。
それなら、ますますこの力を、あの女に渡すわけにはいかない。
この力は、ポメ姫の望み通り、何とかして私が消滅させなければ!
私は、眠りに落ちる前に誓ったことを思い返しながら、剣道場へと入った。