ピース・日本⑤
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梨子さんがパソコンを貸してくれたおかげで、この地球の常識だと思われることは、大体把握出来た。
とりあえず、地理や世界の情勢だけでも押さえておけば、また質問されても、何とか乗り切れるだろう。
この地球を調べていて思ったことだが、この地球は俺たちの住む第七宇宙の地球とは違い、とても複雑だ。
言語、人種、そして宗教。
そういったものも細かく分かれ、特に宗教に関しては、考えの違いから、争いに発展することがよくあるようだ。
しかし、この辺りまでの知識を得ようとすると、とても一晩じゃ足りない。
そう思った俺は、世界の細かい部分は後回しにし、次はこの「日本」という国についてだけ調べることにした。
先に寝てしまった、父さんの眠りを妨げないよう、俺は電気を消した部屋の隅で、静かにキーボードを叩いた。
何故、俺がこの「日本」について調べようと思ったか。
それは、真琴さんの愛読書である『武士道』を読んでから、興味を持っていたからだ。
あの本は「日本人」という民族について書かれていた。
最後まで読んだ時、俺は「日本」と「日本人」という民族の、前時代的だが美しく、そして誇りと尊さを持ち合わせた、特殊な民族性に魅かれていた。
だけどそれは「日本」という国を実際知らない俺にとっては、ただ想像するだけのものでしかなく、どこかぼんやりとしていた。
「日本」に関してだけじゃない。
第六宇宙の地球自体を知らないのだから『武士道』の中に登場する、偉人とされる人物や、引用されている物語や詩の一説も、よく分からなかった。
とりあえず、地理や世界の情勢だけでも押さえておけば、また質問されても、何とか乗り切れるだろう。
この地球を調べていて思ったことだが、この地球は俺たちの住む第七宇宙の地球とは違い、とても複雑だ。
言語、人種、そして宗教。
そういったものも細かく分かれ、特に宗教に関しては、考えの違いから、争いに発展することがよくあるようだ。
しかし、この辺りまでの知識を得ようとすると、とても一晩じゃ足りない。
そう思った俺は、世界の細かい部分は後回しにし、次はこの「日本」という国についてだけ調べることにした。
先に寝てしまった、父さんの眠りを妨げないよう、俺は電気を消した部屋の隅で、静かにキーボードを叩いた。
何故、俺がこの「日本」について調べようと思ったか。
それは、真琴さんの愛読書である『武士道』を読んでから、興味を持っていたからだ。
あの本は「日本人」という民族について書かれていた。
最後まで読んだ時、俺は「日本」と「日本人」という民族の、前時代的だが美しく、そして誇りと尊さを持ち合わせた、特殊な民族性に魅かれていた。
だけどそれは「日本」という国を実際知らない俺にとっては、ただ想像するだけのものでしかなく、どこかぼんやりとしていた。
「日本」に関してだけじゃない。
第六宇宙の地球自体を知らないのだから『武士道』の中に登場する、偉人とされる人物や、引用されている物語や詩の一説も、よく分からなかった。