ピース・日本②
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俺たちは、梨子さんに家の中を一通り案内してもらってから「敷地内も案内する」という口実で外に出た。
外に出ると、ついさっきまで明るいと思っていた空は陽が落ち、すっかり暗くなっている。
俺たちは、家の周りにポツポツと置いてある、足元を照らすライトのぼんやりとした灯りだけを頼りに、最初にいた、小径の方へ向かうことにした。
その理由。
それは――
「あっ! あったあった! あったよマコちゃん!」
「あった?! マジで?! よかったー!!」
「土付いちゃってるから払ってね」
「うん。で、あんたのは?」
「うーん……ギターはあったんだけど……」
そう。梨子さんたちの持ち物を探すことだった。
帰って来たはいいが、二人は何も持っておらず、そのことに気付いたのは、ついさっきのことだ。
俺たちは、梨子さんたちが倒れていた場所を起点に、二人の持ち物を探した。
灯りが届かない、暗い木々の中を、四人で手分けして探していると
「おい! あったぞ!」
だいぶん離れた場所から、父さんの声がした。
行けば、木々の中からのっそりと現れた父さんの手には、黒い鞄が握られていた。
「コレだろ」
「そうです! ありがとうございます、ベジータさん!!」
ぶっきらぼうに、持っている鞄を梨子さんに渡しながら
「これで全部か?」
父さんは、二人に確認した。
持ち物も無事、この地球に戻って来ていたことに安堵した二人は、ホッとした表情を浮かべ「はい」と大きく頷いた。
外に出ると、ついさっきまで明るいと思っていた空は陽が落ち、すっかり暗くなっている。
俺たちは、家の周りにポツポツと置いてある、足元を照らすライトのぼんやりとした灯りだけを頼りに、最初にいた、小径の方へ向かうことにした。
その理由。
それは――
「あっ! あったあった! あったよマコちゃん!」
「あった?! マジで?! よかったー!!」
「土付いちゃってるから払ってね」
「うん。で、あんたのは?」
「うーん……ギターはあったんだけど……」
そう。梨子さんたちの持ち物を探すことだった。
帰って来たはいいが、二人は何も持っておらず、そのことに気付いたのは、ついさっきのことだ。
俺たちは、梨子さんたちが倒れていた場所を起点に、二人の持ち物を探した。
灯りが届かない、暗い木々の中を、四人で手分けして探していると
「おい! あったぞ!」
だいぶん離れた場所から、父さんの声がした。
行けば、木々の中からのっそりと現れた父さんの手には、黒い鞄が握られていた。
「コレだろ」
「そうです! ありがとうございます、ベジータさん!!」
ぶっきらぼうに、持っている鞄を梨子さんに渡しながら
「これで全部か?」
父さんは、二人に確認した。
持ち物も無事、この地球に戻って来ていたことに安堵した二人は、ホッとした表情を浮かべ「はい」と大きく頷いた。