チケット・トゥ・パラダイス②
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動物に餌をあげたり、触れ合ったり出来るこの広場は、子供たちに人気のスポットのようで
「賑わってますね」
「ふふ! 動物と触れ合えるって、テンション上がりますから!」
そう言う梨子さんも、子供たちと同じように瞳を輝かせている。
俺は、そんな彼女の意を酌み
「俺たちも行きましょうか」
動物たちのいる方へ誘うと、梨子さんは「はい!」と満面の笑み浮かべ、二人で一番近くにある柵の中へと入った。
入った柵の中には「カピバラ」という、俺には馴染のない動物が数頭いた。
梨子さんが言うには「世界一大きなネズミ」らしく、俺がよく知るネズミとは全くの別物だった。
その姿に興味が湧き、頭や背中を撫でてみると、その毛は意外と硬かった。
他にも、梨子さんが差し出した、餌である笹の葉を食む姿はとてものんびりしていて、そういうところも小型のネズミとは違っていた。
そして、そういうのんびりした姿が人気のようで、カピバラのいる柵の中は、常に人で賑わっていた。
「カワイイですね。カピバラ」
ニコニコしながら、カピバラに笹の葉をあげる梨子さんに「はい。とても」と答える俺の目には、梨子さんの姿しか映っておらず、陽に照らされる彼女の横顔を、そっと見つめていると
「トランクスさんもあげませんか?」
笹を手渡そうと、梨子さんがこちらを振り返った。
俺は
「あ、はい。ありがとうございます……!」
慌てて視線を逸らしながら、差し出された笹の葉を受け取ったのだった。
「賑わってますね」
「ふふ! 動物と触れ合えるって、テンション上がりますから!」
そう言う梨子さんも、子供たちと同じように瞳を輝かせている。
俺は、そんな彼女の意を酌み
「俺たちも行きましょうか」
動物たちのいる方へ誘うと、梨子さんは「はい!」と満面の笑み浮かべ、二人で一番近くにある柵の中へと入った。
入った柵の中には「カピバラ」という、俺には馴染のない動物が数頭いた。
梨子さんが言うには「世界一大きなネズミ」らしく、俺がよく知るネズミとは全くの別物だった。
その姿に興味が湧き、頭や背中を撫でてみると、その毛は意外と硬かった。
他にも、梨子さんが差し出した、餌である笹の葉を食む姿はとてものんびりしていて、そういうところも小型のネズミとは違っていた。
そして、そういうのんびりした姿が人気のようで、カピバラのいる柵の中は、常に人で賑わっていた。
「カワイイですね。カピバラ」
ニコニコしながら、カピバラに笹の葉をあげる梨子さんに「はい。とても」と答える俺の目には、梨子さんの姿しか映っておらず、陽に照らされる彼女の横顔を、そっと見つめていると
「トランクスさんもあげませんか?」
笹を手渡そうと、梨子さんがこちらを振り返った。
俺は
「あ、はい。ありがとうございます……!」
慌てて視線を逸らしながら、差し出された笹の葉を受け取ったのだった。