チケット・トゥ・パラダイス②
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週末。俺と梨子さんは、市内にある、観光レジャー施設に来ていた。
「南国」がテーマになっているこの施設は海が近く、ヤシの木も多く立ち並んでいて、俺たちの地球の南エリアのような、解放感あるリゾート地を思わせる。
施設には植物園や動物園のほか、ダンスのショーなども行われているらしく、梨子さんは子供の頃、よく家族で訪れていたそうだ。
今日、久しぶりにこの施設に行くことになり、彼女は「楽しみです」と笑顔を浮かべていた。
そして俺も、梨子さんと出かける機会を得れたことが嬉しく、この日を待ちわびていた。
二人並んで、白亜の柱が並ぶ入場ゲートをくぐると、少し過ぎた辺りで
「どこから行きますか?」
梨子さんが立ち止まり、たったいま貰ったばかりの施設のパンフレットを開いた。
俺も立ち止まり、彼女の開いたパンフレットを覗き込むと、そこには園内の地図が描かれている。
「そうですね……。梨子さんは、行きたい場所はありますか?」
隣りに立つ彼女に尋ねれば、梨子さんは「うーん」とパンフレットを眺めながら
「植物園はどうですか?」
パンフレットを指差し、微笑んだ。
「じゃあ、そうしましょう」
自分でも分かるくらい、俺は表情を緩ませ頷くと、梨子さんと植物園を目指し歩きはじめた。
植物園へ梨子さんと二人並んで歩きながら、父さんがこの場にいないことにホッとしている自分がいた。
行く直前になって
「俺は行かん。二人で行って来い」
「南国」がテーマになっているこの施設は海が近く、ヤシの木も多く立ち並んでいて、俺たちの地球の南エリアのような、解放感あるリゾート地を思わせる。
施設には植物園や動物園のほか、ダンスのショーなども行われているらしく、梨子さんは子供の頃、よく家族で訪れていたそうだ。
今日、久しぶりにこの施設に行くことになり、彼女は「楽しみです」と笑顔を浮かべていた。
そして俺も、梨子さんと出かける機会を得れたことが嬉しく、この日を待ちわびていた。
二人並んで、白亜の柱が並ぶ入場ゲートをくぐると、少し過ぎた辺りで
「どこから行きますか?」
梨子さんが立ち止まり、たったいま貰ったばかりの施設のパンフレットを開いた。
俺も立ち止まり、彼女の開いたパンフレットを覗き込むと、そこには園内の地図が描かれている。
「そうですね……。梨子さんは、行きたい場所はありますか?」
隣りに立つ彼女に尋ねれば、梨子さんは「うーん」とパンフレットを眺めながら
「植物園はどうですか?」
パンフレットを指差し、微笑んだ。
「じゃあ、そうしましょう」
自分でも分かるくらい、俺は表情を緩ませ頷くと、梨子さんと植物園を目指し歩きはじめた。
植物園へ梨子さんと二人並んで歩きながら、父さんがこの場にいないことにホッとしている自分がいた。
行く直前になって
「俺は行かん。二人で行って来い」