チケット・トゥ・パラダイス①
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心が曇る理由は一つじゃないけど、いま一番私の中で晴れないことがあった。
それは――。
「何で好きなのか分かんないの……」
っていう、重要なことだった。
トランクスさんを見る度に胸がキュッとなって、ドキドキして……。
好き。って自覚はあるんだけど、どういところが好きなの? って自問した時に、具体的な理由が出てこなかった。
それが、トランクスさんに対して失礼だと思うし、自分自身に対しても
それで、本当に好きって言っていいの?
自問自答を繰り返してた。
誰にも話せずにいる、この悩みを溜息混じりに呟くと
「好きになるのに、理由なんている?」
目の前で頬杖を付いてた仁美が、キョトンとした顔で私を見てた。
一瞬「?」が浮かんだけど、すぐに
「え? いるっていうか、あるよね? 好きになる理由」
私、変なことを言ってないよね? って確認するように、仁美の目を見つめた。
すると、仁美は首を傾げながら
「理由なんて必要なくない? 好きって思ったらそんだけでオッケーじゃん!」
不思議そうに目を瞬かせた。
私と違って、恋愛経験豊富な仁美。
その経験値を見せつけられた気がして
「えぇ? それってどうなの?」
経験値の高さを非難するように、眉を寄せると
「好きになるのって、直感みたいなもんでしょ? 本能っていうか」
仁美はおどけたように、そう言ってから
「だから、梨子が好きだって思うなら、理由なんていらないっしょ。だから、早く告って付き合っちゃいなよ」
簡単なことみたいに、にんまり笑顔を向けて来た。
それは――。
「何で好きなのか分かんないの……」
っていう、重要なことだった。
トランクスさんを見る度に胸がキュッとなって、ドキドキして……。
好き。って自覚はあるんだけど、どういところが好きなの? って自問した時に、具体的な理由が出てこなかった。
それが、トランクスさんに対して失礼だと思うし、自分自身に対しても
それで、本当に好きって言っていいの?
自問自答を繰り返してた。
誰にも話せずにいる、この悩みを溜息混じりに呟くと
「好きになるのに、理由なんている?」
目の前で頬杖を付いてた仁美が、キョトンとした顔で私を見てた。
一瞬「?」が浮かんだけど、すぐに
「え? いるっていうか、あるよね? 好きになる理由」
私、変なことを言ってないよね? って確認するように、仁美の目を見つめた。
すると、仁美は首を傾げながら
「理由なんて必要なくない? 好きって思ったらそんだけでオッケーじゃん!」
不思議そうに目を瞬かせた。
私と違って、恋愛経験豊富な仁美。
その経験値を見せつけられた気がして
「えぇ? それってどうなの?」
経験値の高さを非難するように、眉を寄せると
「好きになるのって、直感みたいなもんでしょ? 本能っていうか」
仁美はおどけたように、そう言ってから
「だから、梨子が好きだって思うなら、理由なんていらないっしょ。だから、早く告って付き合っちゃいなよ」
簡単なことみたいに、にんまり笑顔を向けて来た。