無問題②
夢小説設定
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待ち合わせ場所に先に着いたのは、私の方だった。
時間を確認するように、改札上にある、電車の発着時刻を知らせる電光掲示板に目を向ける。
乗る予定の電車が到着するまで、あと十五分。
早く来過ぎたな……。
待ち合わせには遅れたくない。そんな主義の自分をほんの少し呪いながら、小さく溜息を吐いた。
改札を通って行く人たちを眺めながら、しばらく待っていると、常人とは違う気が近付いて来るのを感じ、右手に顔を向けた。
来たか。
姿は見えないが、近づいて来る気配に身体を向け、私は三人を迎える姿勢をとった。
程なくして、階段を上がって来る三人の姿が見えて来た。
階段を上がって来る梨子が、私を見つけるなり笑顔で小さく手を振る。
それに応えるように、私も軽く手を上げ、機嫌の良さそうな幼馴染に苦笑した。
「おはよう、マコちゃん!」
「おはようございます、真琴さん」
「……」
相変わらず、不愛想なオヤジを一瞥してから「おはよ」と挨拶を返すと、梨子はすぐに
「私、切符買って来るね!」
そう言って、券売機の方へ小走りで行ってしまった。
グレーのスウエットに、ふわりと揺れる、軽い素材の白のロングスカート。
それに、気合の入ったメイク。
デート並みに力が入ってる梨子の後ろ姿を見送りながら
「機嫌直ってよかったですね」
しみじみ言うと、隣りに立つトランクスさんから「え? あ、ええ……」歯切れの悪い返事が返ってきた。
隣りを見上げ
「で、何したんですか?」
時間を確認するように、改札上にある、電車の発着時刻を知らせる電光掲示板に目を向ける。
乗る予定の電車が到着するまで、あと十五分。
早く来過ぎたな……。
待ち合わせには遅れたくない。そんな主義の自分をほんの少し呪いながら、小さく溜息を吐いた。
改札を通って行く人たちを眺めながら、しばらく待っていると、常人とは違う気が近付いて来るのを感じ、右手に顔を向けた。
来たか。
姿は見えないが、近づいて来る気配に身体を向け、私は三人を迎える姿勢をとった。
程なくして、階段を上がって来る三人の姿が見えて来た。
階段を上がって来る梨子が、私を見つけるなり笑顔で小さく手を振る。
それに応えるように、私も軽く手を上げ、機嫌の良さそうな幼馴染に苦笑した。
「おはよう、マコちゃん!」
「おはようございます、真琴さん」
「……」
相変わらず、不愛想なオヤジを一瞥してから「おはよ」と挨拶を返すと、梨子はすぐに
「私、切符買って来るね!」
そう言って、券売機の方へ小走りで行ってしまった。
グレーのスウエットに、ふわりと揺れる、軽い素材の白のロングスカート。
それに、気合の入ったメイク。
デート並みに力が入ってる梨子の後ろ姿を見送りながら
「機嫌直ってよかったですね」
しみじみ言うと、隣りに立つトランクスさんから「え? あ、ええ……」歯切れの悪い返事が返ってきた。
隣りを見上げ
「で、何したんですか?」