何が私たちに起こったか?
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よく知ってる、懐かしい匂いが、鼻の奥に広がってく。
山の中にいるみたいな、湿っぽい土の匂い。
葉っぱが生い茂る木々の、青い匂い。
そして、その中に薄っすらと混じってる……ん? 伽羅の香り……?
ああ。この匂い……。渋いよねぇ。
でも、むかしから身近にある香りだから、何だか落ち着くなー……。
もっと、その匂いを身体の中に取り込みたくて、鼻からゆっくり、深く息を吸い込んでると
「……さん」
遠くから、私を呼ぶ声が、聞こえた気がした。
……? 誰か、呼んでる?
意識が朦朧とする中で、また、ゆっくり、深く息を吸い込んでると
「……さん! ……さん?!」
確かに、誰かに呼ばれてる声が聞こえてきた。
あれ……? この声……?
聞こえてくる声のおかげで、ようやく意識の焦点が合い始めた私は、閉じていた目をゆっくり開けた。
その途端
「梨子さん!」
大きな声で名前を呼ばれた私は、慌てて飛び起き
「っ?! えっ?! いま何時?!」
大きな声をあげてた。
時間を確認しようと、枕元にあるはずの時計を探していると
「……梨子さん?」
片膝を着いて、心配した表情で私を見つめるトランクスさんと、冷めた表情で、私を見下ろすベジータさんの姿が目に入った。
二人の姿に
「っ?! トランクスさん! ベジータさん?!」
自分がいま、どういう状況なのか、全く解らず、混乱してると
「あ、やっと起きたか」
呆れた声が、右手にある、少し下った道の方から聞こえてきた。
山の中にいるみたいな、湿っぽい土の匂い。
葉っぱが生い茂る木々の、青い匂い。
そして、その中に薄っすらと混じってる……ん? 伽羅の香り……?
ああ。この匂い……。渋いよねぇ。
でも、むかしから身近にある香りだから、何だか落ち着くなー……。
もっと、その匂いを身体の中に取り込みたくて、鼻からゆっくり、深く息を吸い込んでると
「……さん」
遠くから、私を呼ぶ声が、聞こえた気がした。
……? 誰か、呼んでる?
意識が朦朧とする中で、また、ゆっくり、深く息を吸い込んでると
「……さん! ……さん?!」
確かに、誰かに呼ばれてる声が聞こえてきた。
あれ……? この声……?
聞こえてくる声のおかげで、ようやく意識の焦点が合い始めた私は、閉じていた目をゆっくり開けた。
その途端
「梨子さん!」
大きな声で名前を呼ばれた私は、慌てて飛び起き
「っ?! えっ?! いま何時?!」
大きな声をあげてた。
時間を確認しようと、枕元にあるはずの時計を探していると
「……梨子さん?」
片膝を着いて、心配した表情で私を見つめるトランクスさんと、冷めた表情で、私を見下ろすベジータさんの姿が目に入った。
二人の姿に
「っ?! トランクスさん! ベジータさん?!」
自分がいま、どういう状況なのか、全く解らず、混乱してると
「あ、やっと起きたか」
呆れた声が、右手にある、少し下った道の方から聞こえてきた。