噂の男②
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何でモヤッとしたんだろ?
ふと湧いた疑問に、ピアノを弾いてた手を止めた。
トランクスさんとお姉ちゃんが話してる。
それだけのことなのに、さっき二人の姿を見た途端、急に胸の中に黒いモノが立ち上ってきた。
お姉ちゃんだけじゃない。
仁美にもそう。
トランクスさんを会わせるのがイヤなのは
トランクスさんの正体を知られたらどうしよう……!
っていうことじゃなくて、単に仁美にトランクスさんを会わせたくない。
そっちの方が大きかった。
……何でだろ?
何でこんな気持ちになるんだろ?
あんなカッコイイ人と知り合いなんだって、仁美に自慢出来るチャンスなのに。
いまは自慢したいなんて、少しも思わない。
ただ、トランクスさんを誰にも会わせたくない。
その気持ちの方が強かった。
何だか、自分がイヤな子になった気がして、少し凹んでると、ドアをノックする音がした。
「はい」
返事をするとドアが開き
「練習中にすいません。もうすぐ夕食だそうです」
トランクスさんが、穏やかな笑顔を覗かせた。
「あ。はい、ありがとうございます!」
トランクスさんの顔を見た途端、凹んでた気持ちは小さくなって、温かくてフワフワした気持ちが広がった。
私はすぐに椅子から立ち上がり、トランクスさんと一緒にリビングへ向かった。
四畳半のピアノ部屋を出ると、ご飯が進むこと間違いない、甘辛いいい匂いがしてきた。
「あー、いい匂い」
目を細めると
「食欲が湧きますね」
クスッと笑う声がして、右側を歩くトランクスさんを見上げた。
ふと湧いた疑問に、ピアノを弾いてた手を止めた。
トランクスさんとお姉ちゃんが話してる。
それだけのことなのに、さっき二人の姿を見た途端、急に胸の中に黒いモノが立ち上ってきた。
お姉ちゃんだけじゃない。
仁美にもそう。
トランクスさんを会わせるのがイヤなのは
トランクスさんの正体を知られたらどうしよう……!
っていうことじゃなくて、単に仁美にトランクスさんを会わせたくない。
そっちの方が大きかった。
……何でだろ?
何でこんな気持ちになるんだろ?
あんなカッコイイ人と知り合いなんだって、仁美に自慢出来るチャンスなのに。
いまは自慢したいなんて、少しも思わない。
ただ、トランクスさんを誰にも会わせたくない。
その気持ちの方が強かった。
何だか、自分がイヤな子になった気がして、少し凹んでると、ドアをノックする音がした。
「はい」
返事をするとドアが開き
「練習中にすいません。もうすぐ夕食だそうです」
トランクスさんが、穏やかな笑顔を覗かせた。
「あ。はい、ありがとうございます!」
トランクスさんの顔を見た途端、凹んでた気持ちは小さくなって、温かくてフワフワした気持ちが広がった。
私はすぐに椅子から立ち上がり、トランクスさんと一緒にリビングへ向かった。
四畳半のピアノ部屋を出ると、ご飯が進むこと間違いない、甘辛いいい匂いがしてきた。
「あー、いい匂い」
目を細めると
「食欲が湧きますね」
クスッと笑う声がして、右側を歩くトランクスさんを見上げた。