スゥイート・オクトーバー①
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額に当てた体温計を見るなり、保健室の先生は溜息交じりに伝えてくれた。
至って健康で、熱なんてほとんど出したことがない私。
だから「体調を崩す」ってことに身体が慣れてなさ過ぎて、こうして熱を出した時のダメージはかなり大きかった。
「あと一時間だけど、授業に出るのは無理そうね。今日はこのまま早退しなさい。お家の方には担任の先生から連絡しておいてもらうから」
先生はそう言うと
「鞄を持って来てもらうから、それまで少し寝てなさい」
ベッドに横になるよう勧めてくれた。
しばらくして、生徒の間で密かに「パグ」って呼ばれてる担任が、心配そうな顔をして保健室に現れた。
「大丈夫か?」
声をかけつつ、私の鞄をベッドの傍の丸椅子の上に置くと
「家の方には連絡しておいたからな」
そう言って、早退するよう促してくれた。
「ありがとうございます……」
吐く息に熱が混じってるのを感じながらベッドを出ると、私は鞄を持って、そのまま保健室を出た。
「一人で大丈夫か?」
背中越しに掛けられた声に「はい」と返事をして、私は靴箱に向かった。
靴を履き替え校舎の外に出ると、風を感じ、少しだけ気分が良くなった。
気合を入れるように、熱い息を吐き出して、校門に向かってゆったり歩きながら
早くベッドの上に倒れ込みたい……。
虚ろな気分でそんなことを思ってると、前から誰かが走って来るのが見えた。
段々近付いて来るその人。
それが、トランクスさんだって気付いた私は
……えっ?!
ビックリし過ぎて、思わず足が止まった。
至って健康で、熱なんてほとんど出したことがない私。
だから「体調を崩す」ってことに身体が慣れてなさ過ぎて、こうして熱を出した時のダメージはかなり大きかった。
「あと一時間だけど、授業に出るのは無理そうね。今日はこのまま早退しなさい。お家の方には担任の先生から連絡しておいてもらうから」
先生はそう言うと
「鞄を持って来てもらうから、それまで少し寝てなさい」
ベッドに横になるよう勧めてくれた。
しばらくして、生徒の間で密かに「パグ」って呼ばれてる担任が、心配そうな顔をして保健室に現れた。
「大丈夫か?」
声をかけつつ、私の鞄をベッドの傍の丸椅子の上に置くと
「家の方には連絡しておいたからな」
そう言って、早退するよう促してくれた。
「ありがとうございます……」
吐く息に熱が混じってるのを感じながらベッドを出ると、私は鞄を持って、そのまま保健室を出た。
「一人で大丈夫か?」
背中越しに掛けられた声に「はい」と返事をして、私は靴箱に向かった。
靴を履き替え校舎の外に出ると、風を感じ、少しだけ気分が良くなった。
気合を入れるように、熱い息を吐き出して、校門に向かってゆったり歩きながら
早くベッドの上に倒れ込みたい……。
虚ろな気分でそんなことを思ってると、前から誰かが走って来るのが見えた。
段々近付いて来るその人。
それが、トランクスさんだって気付いた私は
……えっ?!
ビックリし過ぎて、思わず足が止まった。