スゥイート・オクトーバー①
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そんな仁美に
「……別にないよ」
答えてまた机に突っ伏すと
「ふーん。ならいいけど」
仁美はつまらなそうに言って、持ってたポッキーの赤い箱を、私の机の上に置いた。
仁美とは高校に入ってからの友達で、仲良くなったきっかけは、出席番号が近かった。っていう、よくある偶然からだった。
それがなかったら、仲良くなることはなかったんじゃないかな。っていうぐらい、仁美はこれまでの友達にはいないタイプだった。
何でかっていうと、それは仁美がギャルだから。
ただ、ギャルって言っても、普通のギャルとは少し違うんだよね。
だって。黒髪だし、制服も違反せず着てるから、一見ギャルには見えない。
でも、ノリは完全にギャルのそれで、何で気が合ったのか、未だに謎なんだよね。
でも、ピアノが好きっていうのは同じだから、気が合うのはそこかな?
っていうか、そこだけかも。
ピアノ科に通いたいから、髪染めるのも我慢してるって言ってたし。
あるとしたら……あとはポジティブなところ!
そこも私と似てるかな。
私たちのポジティブさが気に障るみたいで、マコちゃんにはウザがられたりするんだけど……。
そんな仁美のおかげで、楽しい高校生活を送れてるのは確かだった。
だから、悩みなんてないし、ボーっとすることなんてなかった私が、ぼんやりしてるのが、仁美からしたらオモシロイみたい。
でも、本当は「悩んでる」って言いたかった。
だけど、この悩みをマコちゃん以外の人に説明するのは無理な気がした。
好きだった人と同じ人が存在するなんて……。
「……別にないよ」
答えてまた机に突っ伏すと
「ふーん。ならいいけど」
仁美はつまらなそうに言って、持ってたポッキーの赤い箱を、私の机の上に置いた。
仁美とは高校に入ってからの友達で、仲良くなったきっかけは、出席番号が近かった。っていう、よくある偶然からだった。
それがなかったら、仲良くなることはなかったんじゃないかな。っていうぐらい、仁美はこれまでの友達にはいないタイプだった。
何でかっていうと、それは仁美がギャルだから。
ただ、ギャルって言っても、普通のギャルとは少し違うんだよね。
だって。黒髪だし、制服も違反せず着てるから、一見ギャルには見えない。
でも、ノリは完全にギャルのそれで、何で気が合ったのか、未だに謎なんだよね。
でも、ピアノが好きっていうのは同じだから、気が合うのはそこかな?
っていうか、そこだけかも。
ピアノ科に通いたいから、髪染めるのも我慢してるって言ってたし。
あるとしたら……あとはポジティブなところ!
そこも私と似てるかな。
私たちのポジティブさが気に障るみたいで、マコちゃんにはウザがられたりするんだけど……。
そんな仁美のおかげで、楽しい高校生活を送れてるのは確かだった。
だから、悩みなんてないし、ボーっとすることなんてなかった私が、ぼんやりしてるのが、仁美からしたらオモシロイみたい。
でも、本当は「悩んでる」って言いたかった。
だけど、この悩みをマコちゃん以外の人に説明するのは無理な気がした。
好きだった人と同じ人が存在するなんて……。