送り狼
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ここは蜀の城内の宴会場。
窓からは灯りが漏れ、笑い声が朗らかに、楽しく聞こえてくる。
「……」
そんな場所に似合わず隅に寄っているのは、蜀随一の女武将の顕旬。
(私、お酒飲めないんだよね…)
はぁ、とため息ひとつ。
今夜は勝ち戦を祝う宴なのだが・・・・
酒嫌いの顕旬には苦痛以外の何ものでもない。
そこへ
「おい!顕旬!お前なに辛気臭ぇ顔してんだよ!飲め飲め!」
「あ、張飛殿…」
「やあ、今回の戦も大活躍だったな、顕旬」
「顕旬殿!すごかったです!私も見習わなくては!」
「ありがと、趙雲、姜維」
テンション下がりまくりの顕旬を尻目に陽気に現れた三人。しかも酔っぱらってるし。
思わずまたため息が出た。
(絡まれるのは嫌だな)
「・・・悪いけど独りにしてく「ああぁ!!そうえば活躍したと言えばー!!ば、馬超殿も武将と一騎打ちで連勝したらしいですよ、ねぇ張飛殿!」
「ぉ、おう!なんでも全員一撃必殺だったらしいぜ、なぁ趙雲!」
「ぁ、ああ、そうだな。馬超は誰もが認める猛将だよ、顕旬」
「?・・・うん」
「やっぱり、あいつは伊達男だよな」
「男の鏡ですよねー」
「??・・・・・・」
なぜそこまで褒められる
「早くしないと馬超も嫁を貰ってしまうかもしれないな」
「そうですよ!顕旬殿、急がなくては!」
「何を・・・?」
「まだお前がその気になれば間に合うから心配すんな!」
「だから何の話・・・」
さり気なく杯を渡され私の苦手とするアレが注がれた。
「あの私お酒飲めないんですけど…」
「わかってる、飲め!」
はーい先生(挙手)
これは何の嫌がらせですかー?
「ほらぐいっと!」
「えー無理…」
すると張飛の形相が
ギロ!
「ひっ!」
「飲むよな?」
「は、はいぃ」
目上の張飛に半ば強制的に促され、仕方なく杯を口に近付けた。
ぐび
ぐび
ぐび
「うぇー」
「おお!いい飲みっぷりじゃねぇか!」
アンタが無理矢理させたんだろうが
「ほら、杯が空だよ、顕旬」
「趙雲、もう無理だから!」
「駄目だ。まだまだ酔える(笑顔)」
…
はい?
---
----
-----
結局ぐでんぐでんになるまで飲まされた顕旬。
「さあ、皆もそろそろ限界のようだな。これにて宴は終了。皆、各自解散してくれ」
という君主・劉備の合図にて宴はやっと終わった。
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ここは蜀の城内の宴会場。
窓からは灯りが漏れ、笑い声が朗らかに、楽しく聞こえてくる。
「……」
そんな場所に似合わず隅に寄っているのは、蜀随一の女武将の顕旬。
(私、お酒飲めないんだよね…)
はぁ、とため息ひとつ。
今夜は勝ち戦を祝う宴なのだが・・・・
酒嫌いの顕旬には苦痛以外の何ものでもない。
そこへ
「おい!顕旬!お前なに辛気臭ぇ顔してんだよ!飲め飲め!」
「あ、張飛殿…」
「やあ、今回の戦も大活躍だったな、顕旬」
「顕旬殿!すごかったです!私も見習わなくては!」
「ありがと、趙雲、姜維」
テンション下がりまくりの顕旬を尻目に陽気に現れた三人。しかも酔っぱらってるし。
思わずまたため息が出た。
(絡まれるのは嫌だな)
「・・・悪いけど独りにしてく「ああぁ!!そうえば活躍したと言えばー!!ば、馬超殿も武将と一騎打ちで連勝したらしいですよ、ねぇ張飛殿!」
「ぉ、おう!なんでも全員一撃必殺だったらしいぜ、なぁ趙雲!」
「ぁ、ああ、そうだな。馬超は誰もが認める猛将だよ、顕旬」
「?・・・うん」
「やっぱり、あいつは伊達男だよな」
「男の鏡ですよねー」
「??・・・・・・」
なぜそこまで褒められる
「早くしないと馬超も嫁を貰ってしまうかもしれないな」
「そうですよ!顕旬殿、急がなくては!」
「何を・・・?」
「まだお前がその気になれば間に合うから心配すんな!」
「だから何の話・・・」
さり気なく杯を渡され私の苦手とするアレが注がれた。
「あの私お酒飲めないんですけど…」
「わかってる、飲め!」
はーい先生(挙手)
これは何の嫌がらせですかー?
「ほらぐいっと!」
「えー無理…」
すると張飛の形相が
ギロ!
「ひっ!」
「飲むよな?」
「は、はいぃ」
目上の張飛に半ば強制的に促され、仕方なく杯を口に近付けた。
ぐび
ぐび
ぐび
「うぇー」
「おお!いい飲みっぷりじゃねぇか!」
アンタが無理矢理させたんだろうが
「ほら、杯が空だよ、顕旬」
「趙雲、もう無理だから!」
「駄目だ。まだまだ酔える(笑顔)」
…
はい?
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結局ぐでんぐでんになるまで飲まされた顕旬。
「さあ、皆もそろそろ限界のようだな。これにて宴は終了。皆、各自解散してくれ」
という君主・劉備の合図にて宴はやっと終わった。
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