うちよそ
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『早乙女くん、オレを眠らせてくれ~』
夜夜中の0時過ぎに、18歳の少女を頼りに電話をかける21歳の男の姿が、そこにはあった。
「またですか、貝瀬さん。こんな時間に電話してくるなんて、非常識ですよ」
彼女の副作用は、睡眠誘発。声で、相手の眠気を誘うことが出来るのである。電話越しだと、効果は薄れてしまうが。
これは、いわゆる寝落ち通話というものだろうか。
恋仲の男女でもないのに、何故こんなことを頻繁に行っているのかというと、そこには複雑な理由がある。
まず、不眠症気味の貝瀬直は睡眠薬を服用しても眠れないことがよくある。それで、早乙女あきに頼るのだ。
それに応じる早乙女は、他者と会話をする機会が持てることが嬉しいので、貝瀬と話すことを楽しんでいるのである。
『雑談しようぜ、雑談』
『少しだけですよ?』
貝瀬と早乙女は、他愛のない話をした。大学や高校での出来事、ボーダーでの任務のこと、人間関係について、など。
『よくこんなに起きてられますね、貝瀬さん』
『眠りてぇよ~』
『子守唄でも歌いましょうか?』
『よろしくお願いします……』
『冗談ですよ?』
『あ、眠くなってきたかも』
それから少しして、貝瀬の寝息が聴こえてきた。
『おやすみなさい』
少女は、くすりと笑い、自身も眠ることにする。またの会話を、少し楽しみに。
夜夜中の0時過ぎに、18歳の少女を頼りに電話をかける21歳の男の姿が、そこにはあった。
「またですか、貝瀬さん。こんな時間に電話してくるなんて、非常識ですよ」
彼女の副作用は、睡眠誘発。声で、相手の眠気を誘うことが出来るのである。電話越しだと、効果は薄れてしまうが。
これは、いわゆる寝落ち通話というものだろうか。
恋仲の男女でもないのに、何故こんなことを頻繁に行っているのかというと、そこには複雑な理由がある。
まず、不眠症気味の貝瀬直は睡眠薬を服用しても眠れないことがよくある。それで、早乙女あきに頼るのだ。
それに応じる早乙女は、他者と会話をする機会が持てることが嬉しいので、貝瀬と話すことを楽しんでいるのである。
『雑談しようぜ、雑談』
『少しだけですよ?』
貝瀬と早乙女は、他愛のない話をした。大学や高校での出来事、ボーダーでの任務のこと、人間関係について、など。
『よくこんなに起きてられますね、貝瀬さん』
『眠りてぇよ~』
『子守唄でも歌いましょうか?』
『よろしくお願いします……』
『冗談ですよ?』
『あ、眠くなってきたかも』
それから少しして、貝瀬の寝息が聴こえてきた。
『おやすみなさい』
少女は、くすりと笑い、自身も眠ることにする。またの会話を、少し楽しみに。