銀魂DEシンデレラ【ALL】
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むかーしむかしあるところに、シンパチというそれはそれは可愛い子がいました。
幼い頃に母をなくし、父は新しくイサオさんという妻を迎えました。
妻のイサオさんにはソウゴとカグラという2人の連れ子がいましたが、5人は幸せに暮らしていました。
ところがどっこい!
突然の病に父が亡くなり、シンパチは4人での生活を余儀なくされたのでした…。
「ところがどっこい!って……何か緊張感失われるよなァ…」
「シンパチくん!ここの埃が残っているぞ!侍の誇りは失っちゃいけないけどな。頑張ってくれ!」
ちょっと勲さん、もっと意地悪く言ってよ!
「しかも全然上手くないし!それと、一応僕女の子設定なんで…」
「コラァアァァアシンパチィ!頼んどいた洗濯はやっといたアルか!?」
「あ、カグラちゃん…まだだよ」
「ざけんなコルァアァァア!」
ガシャン!(花瓶を割る)
「あーもー!仕事増やすなよ!!」
「コラァアァァアシンパチィ!ちゃんとバズーカの手入れしといたでしょうねィ?」
「あ、ソウゴさん…まだです」
「ざけんなコルァアァァア!」
ガシャン!(テーブルをひっくり返す)
「そーやってお前らが仕事増やすから終わらねェんだろうがァアァァ!」
何だか素で意地悪な姉を演じている2人にいじめられて、シンパチは毎日朝から晩まで働いていました。
そんな時シンパチたちの家に、お城からの従者がやってきました。
「んー…郵便でーす……」
「何かやる気のない人が来たな…」
「だって俺一人で城下中の家に手紙配ってんだぞ?やってらんねェよ…。ハイ、明日城で舞踏会やるんだって」
「舞踏会かァ…」
「タダ飯アルか!?」
「わっ、びっくりした」
「母上~!アネゴ~!タダ飯アル!」
「マジですかィ!」
「マジアル。明日お城で舞踏会ネ!」
「よし、娘たち!絶対に王子様のハートをゲッツするんだ!一生楽して暮らせるぞー!!」
「「イェッサー!!」」
「…何なんだこの人ら」
「城下中の女の子を招待したみたいだし、君も行きなよ」
「行きたいけどなあ…」
シンパチには姉たちに押し付けられた膨大な雑用があったので、明日までに終わらせる自信はありませんでした。
「んまァ、時間までに仕事が終われば一緒に連れてってやるアル」
「終われば、ですけどねィ…」
「…ドチクショオォオォォ!!」
次の日、シンパチは死に物狂いで雑用を片付けて、出発時間までに仕事を終わらせたのでした。