悪いのはお前だ【土方】
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真選組副長、土方十四郎。鬼の副長、なんて恐れられる俺の最近の悩みは、ひとりの女についてのことだ。
その女の名前はナマエといって、変な男に絡まれているのを助けたのがナマエとの出会いだった。
『ありがとう、ございますっ…!』
その時のアイツの笑顔が忘れられなくて、俺は恋に落ちたのだ。
それからというもの、団子屋で働くナマエの所に頻繁に通うようになってしまった…何かこう、乙女思考の自分が恥ずかしい!!ナマエの顔が見たいが為に、特別好きって訳でもねェ団子を毎日食って……太っちまいそうだ。
『いらっしゃいませ土方さん!!』
「おぅ…いつものくれ」
『はいっ!』
毎日毎日来てくださってありがとうございます!なんて、あの笑顔で言われたら来ざるを得ねェだろ。ハマりすぎだ、俺。
「ナマエちゃーん!今日も相変わらず可愛いねェ」
「付き合ってくれー!」
『あはは!もう、何言ってるんですかっ』
うん、ナマエは物凄く可愛いからモテる。これは仕方ねェ、うん。でも…俺には言えねェような(可愛い、とか…)ことを言われると、すっげェ腹が立つ…!!しかしながら相手は一般市民。我慢だ俺、大人になれ十四郎ォオォ!!!
イライラしながら通りを見れば、向こうからフラフラ歩いてくるのは山崎だ。
「あ、ナマエちゃん!」
「斬る」
「ええええ何でですかァアァ!?」
ナマエが山崎に気付いていなかったので、シャンと刀を抜いて山崎に斬りかかった。間一髪ソレを避けた山崎は「何でェエェ!?」と叫びながら逃げていった。フン、イラついている俺の前でナマエに声を掛けたのが悪い。
『お待たせしました、土方さん』
「おう」
『アレ?さっき誰かとお話してませんでしたか?』
「…気のせいだろ」
そうですか?と、まだ微妙に納得してないナマエは、不思議そうな顔をして俺の隣に座った。何事かと俺が驚いていたら、ちょっと恥ずかしそうにナマエはこう言った。
『土方さんとゆっくりお話する機会、あんまりありませんでしたよね。今日はお時間あるんですか?』
「…へ?」
『だ、ダメですか…?』
顔を真っ赤にして、俺の顔を覗き込むナマエ。ああ…お前分かってやってんだろ。そんな仕草されちゃ俺はもっとナマエを好きになるし、それにもっと嫉妬深い奴になっていく。
俺がこんな男になっちまったのは、全部お前のせいだからな……責任、取ってもらうぜ?
悪いのはお前だ
(ナマエ、責任取れよ?)
(ちょ、何がですかっ!?)
(…もーちょっとしたら言う)
(え?え?)
グッハァアァ!!!ごごごごごめん愛いいい!!ちょ、これは近年まれに見る駄作だ。いつか書き直すから許してくれィ…。ホンマにゴメン;;
2008.5.3 愛紗