柳生編、その後。【土方】
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『遅いなー…』
あ、みなさんこんにちは!
私は真選組の女中を勤めさせていただいております、ナマエと申します。
ちなみにトシの恋人だったり♪
ちょっとした用事でかぶき町をうろついていた私が
変な天人に絡まれ困っていた時、
助けてくれたのは他でもない、鬼の副長こと土方十四郎!
私はその時のトシの目(瞳孔開き具合3割増)に、運命を感じてしまって
自分で言うのもなんだけど、かなーり努力して真選組女中の職をゲット!
毎日毎日、ひたすらいろんな手段を使ってアピールしまくった結果、
トシの彼女の座まで上り詰めたのです!!
あの時はまさかトシが告白してくれるとは思ってなくて
真っ赤な顔して一生懸命気持ちを伝えるトシが
ものすごく可愛かったなあ…なんて。デヘへVv
…って!今はトシとの馴れ初めを語ってる場合じゃなくて……。
近藤さんたちと仕事に出ているトシが帰ってこないんです!全然!!
トシ(たち)の身に何かあったんじゃないかと、気が気じゃない私は
屯所の門の外でウロウロしていました。
すると、ヨタヨタしながら道を歩いてくる人たちが。
暗くて顔はよく見えないけど、あれは多分、近藤さんたちだ!
『おかえりなさい!』
「あ、ナマエちゃん!」
「今帰りましたぜィ」
「重い…」
駆け寄ってみると、やっぱりそうで、
でもなぜか総悟は下を向いてるトシに背負われてて、
足をケガしたのかな?と思って総悟の足元を見たら、
足首が変な方向に曲がっていた。
『え、総悟どうしたの、その足!』
「ちょっとしくじっちまったんでさァ」
『ちょっとって!それ折れてるでしょ!?大変!手当てしなくちゃ』
「…俺もケガしてるんだけど」
足がポッキリ折れてる総悟の心配をしてると声が聞こえて、ふとトシの顔を見上げてみると、血まみれ。
『…』
「…ナマエ?聞いて『きゃあああぁあ!!!トォオォォシィィイィ!?!?いやああああ!!!どうしたのそれェェエェ!!?』
びくうっ!
私の上げた大声に3人はビックリしてたけど、
私はそれよりもトシの血の出方に驚きだ。
『ちょ、こっち、来て!!』
「うぉ!」
トシが背負ってた総悟は
近藤さんが背負ってくれたので
(…近藤さんはケガしてないのかな?)(正面から見ると無傷だった。)
私はトシを医務室に連れていったのです。
『うぅっ…ぐすッ。トシィイィ…!』
「あーもう、大丈夫だから泣くな!」
トシのケガは幸い、血の量に対しては軽いものだったんだけど…
それでも頭や頬に大きな傷があって、顔を包帯ぐるぐる巻きにしないと間に合わない程でした。
『…一体、誰にやられたのよぅ』
私のトシをこんなにボロボロにしやがって…
末代まで呪ってやりたい。(本気で)
その為には相手を知る必要があるわ…。
しかし返ってきたのは相手の名前ではなく、いつもの如く下手な言い訳でした。
「四越デパートの自動ドアに挟まった」
『…こないだもそんなこと言ってたでしょ。本当は誰にやられたの?』
「大江戸スーパーの自動ドアに…」
心配かけまいとしてるのかは分かんないけど、
トシに名前を言う気はサラサラないみたい。
『…とにかく、危ない真似はもうやめて!』
「無理だろ、俺、真選組だし…」
『だ・か・ら!どんな敵でも危なくない位の力付けろって言ってんの!!』
「!…仕方ねェな。ナマエの頼みだし……明日からまた鍛え直す」
仕方ないとか言いつつ、嬉しそうに微笑むトシを見て、
この顔に傷をつけたヤローを絶対に抹殺しなくては、と思いました!
私が心の中でこんなことを考えているとは夢にも思っていないトシは、
私の頭を優しく撫でてくれた。(ああん!その笑顔最高!!)
後日近藤さんと総悟を締め上げて、敵のアジトを知った私は
その日の夜に、見事にトシの仇を討ったのでした!イェイ♪
柳生編、その後。
(ナマエちゃん、トシの前ではあんなに可愛いのにな…)
(ナマエの二重人格に気づいてねェのは、土方さんぐらいでさァ)
(おわ、柳生!?どーしたんだよその顔の傷)
(お前……土方か?これは昨日、女にやられた)
(女?お前、浮気はいけねェよ)
(見知らぬ女だった…)
(?)
天然な土方さん推奨!
2008.1.26 愛紗