三夢
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俺がそう言った途端、パアッと嬉しそうな顔をしてこちらへ寄ってくる鈴。何だか犬みたいだな…とか思いつつ、席について酒を作ってもらった。
『もう、今日は来てくださらないのかと思いました』
「仕事が思ったより長引いたんでな」
『そうだったんですか、それは大変でしたね…何か事件ですか?』
「いや、攘夷浪士共がちょっと悪さしてたから、しょっぴいただけだ」
『攘夷、浪士……』
その言葉にピクリと反応した##NAME1##は、なぜか険しい表情を浮かべていた。だがそこを深く突っ込む程、俺も野暮な男じゃねェ。横目でチラリと鈴を盗み見て、酒の入ったグラスに口をつけた。
「どーだ、自然な笑顔には慣れたか?」
俺がそう聞くと、鈴は先程までの表情を消して苦笑いになった。
『…ダメですね。土方さんの前だと出来るんですが、他の人の前だと相変わらずです』
「まァ無理すんなよ、自分のやりたいよーにやればいいんだからよ」
そう言ってやると、鈴は『ありがとうございます』と小さく笑って礼を言ってきた。
そんな小さな仕草にも反応しちまう俺ァ、相当鈴に惚れ込んでいると見た。出会ってから3日…話したのは今日を入れて2日なのに、俺はもう鈴に夢中だった。