新学期、旋風注意報!
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今日は銀魂高校の始業式。玄関前に張り出されたクラス分けを見て、歓喜する者や落胆する者など…反応は様々だ。俺はZ組の欄に自分の名前を見つけ「やっぱりか」と思いながら階段を登り教室に向かった。
教室に入ると、1Zと2Zの時とほとんど同じ光景が広がっていた。
「トシ!またみんな一緒だ、1年間よろしくな!!」
「あぁ、よろしく」
「土方さん、あと1年…よろしくお願いしやすぜィ」
「怖っ!総悟とはよろしくしたくねーよ」
「ひでーや土方さん(棒読み)」
「はいはい…っつーか代わり映えしねェメンバーだなオイ」
「全員、3年間Z組の奴等ばかりネ」
「ホントね~。でもよかったわね九ちゃん、Z組の男子には慣れてるものね」
「うん、他のクラスの男子には触れん」
「担任は銀さんかしら。そうじゃないと私、納豆撒き散らすわよ」
「頼むからやめて下さい」
「アホ杉も一緒のクラスアル」
「晋助様のことをアホ杉よばわりする奴は許さないっス!晋助様の名字はバカ杉…あ、間違った」
「また子、お前もかよォォ!!!」
「アホ杉、バカ杉…う~ん、どっちがいいかしら?」
「高杉!た・か・す・ぎ!!」
「うるさいぞ、チビ助」
「ヅラまで!オメェらは人を傷付けるプロだなコノヤロー!!」
朝からギャーギャー大騒ぎをする3Z。無理もないか。このメンツは去年、一昨年と全く同じメンバーだから…っつーかいい加減すぎるだろクラス替え。
…しかしながら、さっきから頭の中で何かが引っ掛かっている。何だ?何かを忘れてるよーな…。
「ん?でも何か足りない気がする…」
「近藤さんもか?俺もだ」
「奇遇ですねィ、俺もでさァ」
「何アルか?」
「何なんスかね…」
どうやら疑問を抱えているのは俺だけじゃないらしく、全員で腕組みをして「う~ん…」と考え込んだ。
しばらく沈黙が続いた後、突然教室のドアがガラッと開いて誰かが飛び込んできた。
「みんなァ!ニュースゥゥゥ!!」
「「「あ、山崎…」」」
全員が心の中で山崎に謝った瞬間だった。
1*新学期、旋風注意報!
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