風邪は万病の元
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昨日の雨が嘘のような爽やかな秋晴れの中、私達零番隊は市中見回りをしていた。
「よし、異常無し!しかし今日は天気いいですねー」
「ホントホント。昨日のどしゃ降りには驚きましたねぇ」
『大変だったもんねー。私なんて歩いて見回りしてたから、頭からずぶ濡れだったよ!』
「わー…それは災難でしたね」
そう言って他愛ない話をしながら屯所へ戻る道を歩いている途中、何だか背中がゾクゾクした。天気はいいけど気温が低いのかな?このカッコじゃ薄着だったかなー…。
『天気はいいけど、今日寒くない?』
「え?そうですか?」
「この時期だと、結構暖かい方じゃないですか?今日は」
『え、うそ…』
寒気を感じた私とは対照的に、駿ちゃんとまーくんは「今日は暖かい」と言い出した。どういうこと?私の感覚がおかしいのかなぁ?とウンウン考えながら歩いていたら、だんだんと頭が痛くなってきた。
『なんか、頭痛い…』
「だ、大丈夫ですか?」
「妃咲隊長、よく見たら顔真っ赤ですよ!?」
『あれ、何か…目の前が、ボーッとして……』
「た、隊長ぉぉぉ!!」
「大変だ!早く妃咲隊長を屯所に!!」
さっきまで歩いていたはずなのに、急に足に力が入らなくなってガクンと地面に膝をついた。その後、駿ちゃんとまーくんが慌てて大騒ぎをしているのを聞きながら、私は意識を失った。
20*風邪は万病の元