オタクの何が悪い!
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夏のうだるような暑さも和らいできた今日この頃、妃咲はいつものように俺に話しかけた。
『あ、トシくん!』
「どこ行くんだ、妃咲?」
『鍛冶屋さん!刀、研いでもらうんだ』
「おぉ、気を付けろよ~」
『はーい!いってきまーす』
そんな他愛ない会話をして、笑顔で手を振って出ていった妃咲だったが…しばらくして屯所に戻って来たのは妃咲であって妃咲ではなかった。
『…只今戻ったでござるー!』
「(ござる…?)お帰り。刀、研いでもらえたのか?」
『お、土方氏!拙者よりも前に頼んでた人が何人かいたので、仕上がるのは明日以降になるようであります!』
「…」
土方氏?拙者?普段の妃咲らしくない話し方に嫌な汗が流れた。アレ?何だっけこの感じ。前にもこんな人出てきてたような…。
硬直したまま頭をフル回転させていたら、聞き覚えのある着うたが流れ始めた
【プリッキュア!プリッキュア!】
「…」
【プリキュア プリキュア プリキュア プリキュア♪】
『もしもし、日向でござる』
懐から携帯を取り出し、ピッと通話ボタンを押した妃咲は、俺の予想を裏切らないことを言った。
何だこれ、悪夢再び!?嘘だと言ってくれェェ!誰か、誰か助けてくださァァァい!
16*オタクの何が悪い!