目指せ頂点金メダル!
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『ん?』
市中見廻りを終えて、異常なしの報告をしようとトシくんか勲さんを探していたら、何故かウキウキしながらスキップまじりで廊下を歩いている勲さんを発見した。
『局長…零番隊、只今見廻りから戻りました!異常なしです!』
「おっ、そうか。暑い中ご苦労だったな」
報告を終えて一息をつき目線を落とすと、勲さんの右手に何かの紙が握られているのを見つけた。
『勲さん、何ですかソレ?』
「あ、コレェ~?ふっふっふ…」
『え!そんなもったいぶらないで教えてくださいよ!!』
「どーしようかなァ~?」
『もー!勲さんの意地悪!』
勲さんがあまりにも焦らすので、紙を奪い取って見てやろうと思ったけど、勲さんは私の身長では届かない高さまで紙を上げた。私は悔しかったので何としても見たくなり、紙を目指してジャンプした。
「おい、あんまり妃咲をいじめんな」
「ぎゃ、トシ!」
勲さんの背後から現れたのはトシくんで、勲さんからヒョイと紙を取り上げて読んでくれた。
「【きらめく汗!弾けろ若さ!第2008回かぶき町北京オリンピック】ゥ~?何だこりゃ」
「ツッコミ所満載すぎるチラシですねィ」
『わ、総悟!今どっから来たの』
「まぁまぁ、とりあえず1つずつツッコミ入れていきやしょう」
「まずキャッチコピーが安い」
「次に第2008回って100%嘘ですぜィ」
「最後に【かぶき町北京オリンピック】って訳がわからん、結局どこでやるんだよ」
トシくんと総悟が一通りツッコミを入れた後、みんなの視線が勲さんに集中した。勲さんは軽く咳払いをして、私たちに衝撃の事実を伝えた。
「これ、エントリーしといたから。真選組で」
『…へ?』
「いや、だから出るんだってコレに」
「何で?」
「何でってそりゃお前、4年に1回のオリンピックに便乗するためだ」
「何でだよ、別に便乗しなくていいだろォォォ!」
14*目指せ頂点金メダル!