帰ってきた彼女
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「……妃咲…お前、何で戻ってきたんだァアァ!!」
『ひいい!何で怒鳴るのォォ!?』
おじいちゃんに事情を話して、何とか承諾をもらった途端に私は光に包まれた。あまりの眩しさに目を閉じて、しばらくしてから目を開けると…見慣れた屯所の玄関に来ていた。
戻ってきたんだ…!と感動していたら、何人かの隊士たち(ザキくんも含む)に発見されてトシくんの部屋へ。
ザキくんたちは泣いて喜んでくれたから、トシくんも喜んでくれるかと思ったのに…何故か怒鳴られてしまった。何でよ!!
「お前…俺がどんな気持ちで…」
「副長、妃咲ちゃんの身の安全を考えて妃咲ちゃんを元の世界に帰したんだよ」
『トシくん…』
「…山崎ィィィィ!!!」
「ぎゃあああ!!!!」
トシくんが私のことを考えて元の世界に帰そうとしてたのは、何となく分かる。でも、だって…!
『帰ってきたかったんだもん…』
「妃咲…」
『トシくんは私が帰ってきたの…迷惑だった?』
「んなわけ…「妃咲ちゃああああん!!?」
「妃咲!久しぶりですねィ」
『い、勲さん!総悟!』
トシくんが言い終わる前に、スパーンと障子を開けて飛び込んできたのは勲さんだ。その後ろには総悟もいた。勲さんは泣きながら私を力一杯抱き締めた。
「妃咲ちゃんがいなくなってからよォ、俺ァ寂しくて寂しくて…」
『ちょ、い、いさおさ…苦しっ……』
「近藤さん近藤さん、妃咲が死にかけてやすぜ」
「あ」
何とか腕の圧迫から解放され、めいっぱい空気を吸い込んだ。その後に駿ちゃんやまーくんもやって来て、みんな私の帰還を喜んでくれた。