我らミッツァー5
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
アーケード通りに入った俺たちはやっぱり異質で、かなり目立っていた。
「土方さん、愚民どもが好奇の目で見てやすぜ」
「また真選組のイメージが下がりそうだ」
その後、山崎に言われた通りに本屋や駄菓子屋で修行(?)を積み、隠密試験に何とか合格した。
っつーか何で山崎があんなに偉そうなんだ?イラッとくる。
そして今、腹が減ったとウルサイ近藤さんのためにファミレスに来ている。もちろんカラフル忍者服のまま。何だこの感じ、物凄く不快だ。
「しかし隠密ってなァ案外楽しいもんだな!」
『ですよね~!明日も頑張りましょう、隠密!!』
「俺たちの戦隊に、何かカッコいい名前付けやしょうぜィ」
『あ、いいね~!どうする?』
何を思ったか、4人でいきなり戦隊の名前を考え始めた。コイツら絶対明日の目的忘れてるぞ…賭けてもいい。もう俺知らねーからな。
「隠密だから…ゴオンジャーとかどうだ?」
「もっとカッコよくいきやしょうや、ONMITSU5(ファイブ)とか」
「ローマ字になっただけじゃねェかァァ!!」
『隠密……あ、ミッツァーは?』
「お、それいい!ミッツァー5(ファイブ)でいこうぜ!!」
「いいですね!何かカッコいい」
『じゃあ…勲さんがミッツァーゴリラで、トシくんがミッツァーミラー!』
「あくまで俺のは鏡なのか!?」
もうコイツらのアホさ加減にため息しか出なかったが、キャイキャイはしゃぐ妃咲の楽しそうな顔を見たら、こんな日があってもいいかなと思えた。
<hr />連載第六話。
修行の内容は、思い付きませんでした…;;
2008.6.2 愛紗