我らミッツァー5
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「いいですか、隠密活動において一番大事なことは…目立たないことです。派手な行動は避けてください」
「派手な見た目は避けなくてもいーのか?」
山崎から配布された隠密の衣装(妃咲曰く忍者服)に着替えた俺たちは、屯所の中庭に集合した。俺は銀色、妃咲はチェック柄、総悟は花柄で近藤さんは…何故かゴリラのコスプレ(?)をしていた。
「何でゴリラァァ!!?」
「分かってねーなトシ、コレものっそい動きやすいんだぜ」
「局長のは動きやすさ重視です」
「動きやすさ云々じゃなく、もうただのゴリラにしか見えねーよ!それに何で俺銀色!?太陽の光メッチャ反射してるんですけどォォ!!!」
「それはアレですよ、鏡のフリをして相手を惑わす…」
「無理があるわァ!妃咲と総悟もかなり派手だぞ、柄物じゃねーか!!」
「沖田隊長のは可愛さ重視です。妃咲ちゃんのは……今年流行るらしいですよ、チェック柄」
「知るかァァ!!」
だんだんとツッコむのに疲れてきた。近藤さん、は置いといて…何で妃咲と総悟は自分の格好を少しも疑問に思わねェんだ?2人とも腕組んでカッコつけて立ってるしよォ…。
「まあ服はどうでもいいですよ、気分的な問題なので。これから実習に入ります」
『ワクワクするね!』
「そうですねィ」
コイツらには何を言っても無駄だと思ったので、もう服についてのツッコミは諦めた。
山崎は「それぞれの特性に合った武器を配ります」とか言って一人ずつ違う形の袋を配った。
『何コレ?』
「それはまだ使いません。明日の本番で技を披露してください」
「なんか盛り上がってきたな!」
「…そーか?」
「ここでは実習出来ないんで、皆さんちょっとついてきてください」
そう言った山崎は、忍者服(山崎のは地味に黒)の格好のまま屯所を出ようとしていた。
「待て待て待てェェ!!この格好で移動!?」
『何か照れるね!』
「アァ……ってそーじゃねーだろォ!!」
俺のツッコミも虚しく、ゴリラと愉快な仲間たちはかぶき町に繰り出した。